公衆無線LAN【Wi-Fi】の使い方と危険性を知っておこう!!

こんにちは。

IoT(モノのインターネット)という
言葉が流行しだしたのは、つい最近数年
のことだと思いますが、言葉より
もっと先に、身近に存在していました。

今回は、公衆無線LAN(Wi-Fi)とは、
どういったものなのか使い方と利便性の
裏にある危険性について簡単にご紹介
したいと思います。

 

 

公衆無線LAN(Wi-Fi)とは

 


普段当たり前のように利用している
公衆無線LAN(Wi-Fi)ですが、
人に説明できる人はどれだけいる
でしょうか。

世の中にはネットワーク機器で溢れて
いて、それらがお互いに繋がることが
できます。

たとえばパソコンから遠く離れた
プリンターに印刷の指示を飛ばすことが
出来ますが、これは結構昔から
可能だったと思います。

最近ますますスマホ、タブレット、
パソコン以外に多くの情報家電や自動車、
産業機械がネットワークで繋がり
情報共有が可能になっています。

LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)
とは「同一の敷地または建物内等に
構築されたネットワーク」のことです。

ネットワーク機器がコードレス(無線)
で繋がっている空間を無線LANと
言います。

今まではオフィス等の建物や家の中、
学校の教室などが、そういった空間
でしたが、最近ではカフェや飲食店、
今後2020年に向けては全国の小中高、
観光スポット、災害時避難場所といった
ように範囲が広がりつつあります。

これを公衆無線LANと呼んでいます。

昔から無線LANというものはあった
のですが、異なるメーカーの製品同士が
ネットワークで繋げられることは
保証されていませんでした。

そこで現れた無線規格がWi-Fiという
技術で、多くのネットワーク機器が
Wi-Fiに対応してきています。

Wi-Fiは、Wi-Fiルーターを設置する
ことで、メーカーや機器に関係なく
ネットワーク接続ができます。

常の携帯電話回線と異なり、接続領域が
限られているという制約があるものの
通信量制限がないというメリットが
あります。

そしてインターネットが接続できる
領域をホットスポットと言います。

 

 

公衆無線LAN(Wi-Fi)の使い方と危険性

 


ここからは公衆無線LAN(Wi-Fi)の
使い方と危険性についてご紹介します。

公衆無線LAN(Wi-Fi)は
公共・商業施設等の特定の領域で
Wi-Fiを利用できます。

よく耳にする「Wi-Fiスポット」、
「ホットスポット」「フリースポット」は、
名前が違いますがほとんど同じです。

使い方はとても簡単で、スマホや
タブレット、パソコンなどの
ネットワーク機器の設定から
Wi-Fiルーター(SSID)を選び、
指定のパスワードを入力するだけです。

多くの人が自由に利用できるという
利便性がありますが、ネットワーク機器
同士が繋がるメリットがデメリット
として働くこともあります。

それは誰でも、そのネットワークに
参加できるため通信データが他人から
見られる危険性があるということです。

公衆無線LAN(Wi-Fi)のセキュリティ
は暗号化と認証という2つの観点で
危険性を回避しています。

暗号化とは通信データを暗号化する
ことでデータの盗難を防ぎます。

認証とは、パスワード入力によって
不特定多数のネットワーク端末からの
アクセスを防ぎます。

現在、暗号化と認証で最も安全性の高い
セキュリティ機能の組み合わせは、
「WPA2-AES」というものです。

Wi-Fiルーター(親機)と端末(子機)
が対応しているセキュリティ方式を確認
しておくことが大切です。

また、今後2020年に向けて総務省は
全国3万ヶ所に公衆無線LAN(Wi-Fi)
の増設をする方針を固めました。

公衆無線LAN(Wi-Fi)の設置には
電気通信事業法で定められる届け出が
必要な場合と不要な場合があります。

そして届け出が不要な場合については
悪意のある第三者が不正を行うことが
可能で、過去にも何件か個人情報流出の
事件が起きています。

独立行政法人情報処理推進機構によれば、
公衆無線LANに係る脅威として
代表的な4つを紹介しています。

・盗聴
・なりすまし
・悪意のあるアクセスポイント
・不正目的でのインフラ利用

です。

その他にも多岐にわたるセキュリティ上
の課題が今後さらに出てくると思います。

利便性を活用しつつ不正に
巻き込まれないようにするには
セキュリティを万全に整える以外に、
個人情報を入力する画面を
公衆無線LAN(Wi-Fi)スポットで
利用しないことです。

Webページの閲覧など、もし仮に第三者
に見られても大きな危険性に
つながらないような利用に留めるか、
そもそも利用しないことが情報漏洩を
防ぐ上で大切です。

まとめ


いかががでしょうか。

世の中のほとんどの人がスマホを
持っていてスマホに個人情報が入って
いる時点で、個人も既にネットワーク
機器として機能しているように感じます。

デジタルで便利になりつつありますが、
大切なことはアナログで管理することが
必要かもしれません。

SAT

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