金融庁の2000万円報告書や
老後に働いている人の年金制度を
廃止しようとする等、年金制度の
粗が目に見え始めました。
年金制度にはどういった問題点があり、
どの様な解決策があるのでしょうか?
また、世間では年金制度自体を
廃止すべきという声が挙がっています。
そんな、年金制度に関して、
詳しく見て行きましょう。
年金制度の問題点!解決策はあるのか?
老後に2000万円の資金が必要という
金融庁の報告書や働き続ける高齢者の
年金額を減らす在職老齢年金制度を
廃止して、支給を止めようとする等、
政府による年金制度の運営が問題視
されています。
そもそも年金制度は現在、
出生率の低下による労働力の低下、
長寿化等の問題点を抱えています。
その解決策も年金支給額を
更に先送りするという貧弱な
対策となっています。
そんな年金制度の崩壊を受け、
ネット上や世間では、
年金制度を廃止すべきという声が
挙がっています。
記事本文では、
更なる年金制度を取り巻く状況に
更に詳しく迫っていきます。
年金制度が抱える問題点!
年金制度は現在、以下の様な
問題点を抱えていると言えます。
出生率の低下、それに伴う労働力の低下
現在、年金制度で政府が頭を悩ませる
問題点の筆頭として、出生率の低下が
挙げられます。
子供が多く生まれ、成長し、働き手に
なれば、年金納付者も増加する事と
なります。
しかし、子供が減少し、
働き手も少なくなった現状では、
年金の総納付額も減少していると
言えます。
日本の高齢者の更なる長寿化
一方で、年金問題の大きな問題の
一つとして、長寿化が挙げられます。
医療の発達等によって、
日本の平均寿命は上がり続け、
減少する子供とは裏腹に、
高齢者の数は増え続けています。
そして、ベビーブーム等によって、
その数も多大である為に、
年金普及の負担が大きいと
言えるのです。
多くの高齢者を少数の若者が支える
年金制度は、少子高齢化社会によって、
多くの高齢者を少数の若者が
支える問題が起こっています。
2014年時点で、65歳以上の
老人1人を20歳から64歳以上の
人達が2.2人で支えている状態でした。
そして、今後、第二次ベビーブームの
子供達である団塊ジュニアと呼ばれる
世代も10数年の内に年金生活者に
なると考えられます。
こういった深刻な問題を抱えた、
年金制度ですが、その解決策は
見いだせているのでしょうか?
年金制度の解決策!しかしその成果は…
年金制度の抱える問題点には、
いくつかの解決策が行われる方針です。
・公的年金保険料納付対象者を拡大
→女性雇用促進、高齢者雇用、
短時間労働者の社会保険加入
・年金受給年齢を65歳から引き上げる
→68歳にまずは引き上げる案が
出された
しかし、上記の解決策も根本的な
解決には至りません。
納付者を増やしても老人を支える
人数は少ないままで、引き上げも
結局は先延ばしでしかない為です。
現行の年金制度は行き詰まりを
見せていると言えるでしょう。
年金制度に対して廃止すべきの声!
年金制度の抱える問題点は、
今の年金給付者に不安を募らせています。
今まで、100年安心と言われ、
コツコツ納付してたのに、
2000万円追加で必要と言われたら、
無理もありませんね。
そんな不安が高じて、
年金を廃止すべきという声までもが
挙がっています。
年金に対する納付者の具体的な不満を
見て行きましょう。
年金制度は廃止すべき!納付者の怒りの声!
年金制度に対し、ネット上では
次の様な声が挙がっています。
もういっそのこと年金制度廃止しませんか?老人の貯蓄が無い人は生活保護にしてしまって…若い内にきちんとお金を貯めないと生活保護になると貯蓄、投資への関心が高まると思う。払った分は水に流していいから本当にこの辺で辞めると言って欲しい。
— 仮想坂46 (@ingood118) 2019年6月23日
また、他にも世間では以下の様な
声が挙がっています。
「年金負担が辛いので、
無くなってくれると助かる。」
「年金制度は崩壊している。」
「もう年金を当てにしないで
自分の力で何とかしないと
いけないのかも…。」
「新しい年金制度を構築すべき。」
以上の様に、現状の年金制度に
対する信頼はかなり下がっている事が
わかりますね。
まとめ
安倍晋三首相は、
「ウェークアップ!ぷらす」という
朝の番組に出演した際に、
「年金制度を根本的に見直すべきでは」
という質問をキャスターを務める
辛坊治郎氏からされました。
その問いに返し、安倍首相は、
「他にどういう制度があるのか?」
「それを示した人がいない」
と返しました。
確かに、代替案を出している人は
少ないと言えますが、
現行の制度が不安の多い物なのに、
それを放置するのかと疑問に
感じてしまいますね。
RuRuhase
<参考サイト>
東洋経済ONLINE
スポーツ報知
NEWSポストセブン