津川雅彦は祖父に牧野省三!?若い頃から父母兄弟と芸能サラブレッドとして活躍していた!

日本を代表するベテラン俳優である
津川雅彦は、映画監督の牧野省三が
祖父であり、彼のキャリアは子役として
出演して以来の長い物である。

父は俳優の澤村國太郎、母は女優の
マキノ智子であり、兄長門裕之と共に
若い頃から兄弟で戦後の
日本の映画界を支えた。

若い頃の兄弟の確執は、以外にも
津川雅彦自身の生き方がカギとなって
無くなっているが、その真実とは?

 

津川雅彦の祖父 牧野省三は日本映画の父!若い頃から兄弟は?

 


1940年1月2日に生まれた日本を代表する
俳優、津川雅彦は「日本映画の父」と
言われた映画監督牧野省三が祖父であり
彼のキャリアは子役時代以来の
物である。

若い頃から兄弟で互いを意識し合い、
彼が役者として大成した後の2006年、
祖父の牧野省三の様に映画監督を務めた
「寝ずの番」で紫綬褒章を受章した事
から、根っからの芸能一家に育った事が
感じられる。

しかし津川雅彦が祖父牧野省三の様に
若い頃から映画監督でも名声を
得るまでになった芸能のキャリアの
始まりは、彼が早稲田高等学院在学中に
石原慎太郎が自身の映画である
「狂った果実」のキャスティングを
していた所、頼み込まれて出演に至った
事からであった。

ここが兄弟の大きな違いでもあった。

だが津川雅彦本人は「夏休みだから
映画に1本出演しても構わないだろう」
という若さゆえの軽い気持ちであったが
映画の大ヒットでたちまちスターダムに
のし上がり、スター街道を歩んで行く。

家庭では母親の愛情を一身に受け、役者
としても日活のスターとなった津川雅彦
ではあったが、1958年に松竹に移籍後は
出演映画がヒットせず、その頃台頭して
いたテレビにも出演の幅を拡げるが、
二枚目キャラ一辺倒の若い頃の
キャラクターが逆に災いしてしまい
伸び悩んでしまう。

この危惧は津川雅彦の祖父牧野省三を
芸能一家としての始祖とする牧野家と
縁のある父方の沢村家にもあった様で、
彼の叔母は「雅彦は顔がいいから芝居は
人の4倍上手くないと認められない」と
忠告されていた事があった程である。

そして彼は元々二枚目でありながら
個性的な風貌を生かし、
若くして悪役として開眼していく中で
牧野省三を祖父に持つ芸能一家の
一人として役柄の幅と実力を
身に付けて行ってのである。

 

父が俳優で母が女優!兄弟はライバル!津川雅彦の若い頃!

 


上述した様に津川雅彦は芸能一家に
生まれ育ち、母は女優マキノ智子、
父は歌舞伎役者から俳優に転身した
澤村國太郎であり、そして兄は彼同様
子役から晩年まで俳優として活躍した
長門裕之であり、若い頃は兄弟で戦後の
日本映画を牽引した。

この津川雅彦の家族構成を見る限り、
血筋の確かな父と母、そして若い頃から
恵まれた容貌で順調にスターの地位を
気付き上げていくかに思えたが
意外にも津川雅彦は伸び悩み、スターの
座を先に物にしたのは、兄である
長門裕之の方であった。

2人が若い頃、兄弟の方では津川雅彦の
方が容貌に恵まれていたが、長門裕之は
演技派としての成長を見せて兄弟関係の
上で兄としての貫禄を見せた。

これは、兄弟関係の中で父や母に
可愛がられていたのは弟の津川雅彦で
あった上に、その他に兄弟であるが故の
妬みもあった事が長門裕之の成長に
繋がったと見られている。

この事が津川雅彦が二枚目から脱却を
するべく悪役などもこなせる俳優へと
脱皮するきっかけとなった様に、若い頃
は兄弟そろってライバル関係であり、
この関係が二人がスターになる過程での
原動力であった事は皮肉である。

その後も津川雅彦は兄長門裕之が
南田洋子とおしどり夫婦として有名に
なるのとは正反対の道を進み、女優の
朝丘雪路と結婚したにも関わらず
女性遍歴を重ねていく。

しかしまた皮肉な事にこの事が
芸の肥やしとなったのか、1981年の映画
「マノン」での演技が兄長門裕之に
その演技か認められて若い頃以来の
確執が無くなるきっかけになった。

しかし若い頃から奔放に生きて来たにも
関わらず父親としての気苦労を味わった
事件もあった。

1974年に発生した
「津川雅彦長女誘拐事件」がその事件で
あり、長女真由子が誘拐され、犯人の
家にいた所を保護されたという。

母親の朝丘雪路と共にその気苦労を
味わった後、津川雅彦は真由子を
溺愛し、もしも真由子に恋人が出来たと
してもその男性を好きになれない程で
ある。

現在真由子は40代であるが、父親とは
対照的に箱入り娘となってしまった事も
運命の皮肉を感じる。

そして若い頃は二枚目俳優の津川雅彦が
俳優としての変貌と運命の皮肉を
感じさせたのは2015年にBSスカパー!で
放映された、原作は福本伸行による
麻雀漫画のテレビドラマである
「アカギ ~闇に降り立った天才~」で
演じる巨万の富を築いた闇の帝王、
鷲巣巌(わしずいわお)を演じた時で
あると言える。

父と母に恵まれながらも若い頃は俳優と
しての限界を思い知らされ、兄弟の間柄
がライバル関係であった時代を経て、
津川雅彦は日本芸能界の大物と言われる
地位まで上り詰めた。

「アカギ」での演技を見て、兄長門裕之
は弟の運命と照らし合わせてどの様な
感想を持ったのか、
興味のある所である。

 

まとめ

 


日本映画の父牧野省三を祖父に持ち、
父母揃って俳優である上に長門裕之が
兄であるという津川雅彦は、間違い無く
日本の芸能界の重鎮である。

若い頃は兄弟揃ってライバル関係で、
兄に先行された時期もあったが、
彼は二枚目のイメージから
見事イメージチェンジに成功し、
戦後の日本映画界を兄と牽引した。

今や威厳と迫力を感じさせる容貌と
なった彼ではあるが、次の出演作品で
どの様な姿を見せてくれるか、
興味の尽きない俳優である。

参考サイト
//anincline.com/stugawa-masahiko/
//www.news-postseven.com/archives/20110901_29764.html

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