中国に薬物密輸で逮捕されている
カナダ人の男性に死刑判決が下る可能性
が出てきました。
この判決にはカナダで拘束されている
中国の通信機器大手のファーウェイ幹部
の件が関連しているというウワサ…
中国、カナダ、アメリカの3国に
緊張感が走っている、この事件について
詳しく見て行きましょう！
中国に拘束されたカナダ人！逮捕者は死刑に！？
先月1日から現在まで、
中国において13人のカナダ人が
拘束されました。
一方、別件の薬物密輸罪で逮捕された
カナダ人男性が中国の高級人民法院で
死刑判決が下る可能性が大きく
なってきました。
何故、中国でカナダ人の拘束や逮捕が
起きているのでしょうか？
背景には中国の
通信機器企業ファーウェイ幹部であり、
創業者の娘である孟晩舟氏がカナダで
逮捕された事があります。
孟氏が逮捕された事にはアメリカが
関連しています。
中国に拘束されたカナダ人達の行く末と
ファーウェイがアメリカとカナダに
目を着けられた理由についても
見て行きたいと思います。
拘束された13人のカナダ人！
中国で拘束された13人のカナダ人。
その内、少なくとも8人は
既に釈放されています。
これまでカナダが発表していた確実に
拘束されていた人数は3人でした。
ですが、さらに多くのカナダ人が
拘束されていたのです。
当初の3人は2人の元外交官等が
「中国の安全を脅かした」とされ、
司法手続きまで進んでいます。
1人は不法就労に問われていましたが、
現在は釈放され、帰国しています。
続々と中国でカナダ人が拘束や逮捕を
されている状況が続いていますね。
中国で逮捕され死刑判決のカナダ人！？
薬物密輸罪により中国で逮捕された
ロバート・シェレンベルク氏は、
一審では懲役15年とされていました。
しかし、
「不当に軽い」判決として差し戻しが
決定しました。
この差し戻しで死刑判決が下る
可能性は大きいです。
ロバート氏は2014年に
逮捕されていました。
しかし、今回の差し戻しについては、
急に最近発表されました。
まるで見せしめの様な中国の発表と
死刑を匂わせたのは、
カナダで拘束されたファーウェイの
孟氏拘束の報復だと言われています。
カナダでの中国企業ファーウェイ幹部逮捕！？
ファーウェイは韓国のサムスン電子に
次いで、世界第2位のシェアの
通信機器企業です。
そのファーウェイの
CFO（最高財務責任者）孟晩舟氏は
バンクーバーで逮捕されました。
逮捕の理由には
何があったのでしょうか？
中国ファーウェイCFO孟晩舟逮捕の理由は！？
孟氏が捕まった理由にはアメリカからの
要請があったからです。
アメリカは中国政府とファーウェイの
強いつながりを問題視していました。
また、
ファーウェイはアメリカが制裁を
行っているイランとの取引をしていた
疑惑がありました。
この逮捕も、それが主な理由と
されています。
中国ファーウェイCFO孟晩舟の逮捕後の反応は！？
孟氏逮捕後、中国政府は逮捕直後、
すぐに解放を求めました。
アメリカは、身柄の引き渡しを
求めています。
カナダでは、フリーランド外相が
自国の司法とアメリカを牽制する
発言を行いました。
カナダでは、行政と司法が分離している
為に意見が割れています。
もし、有罪になれば禁固30年の
可能性があると言われている孟氏。
彼女は、現在は保釈されたが、
バンクーバーの自宅の州外に出ることを
禁止され、足にGPSを装着しながら
生活しています。
当初は国外逃亡の可能性があると
保釈は反対されていましたが、
彼女の弁護士が言った、
「彼女は裁判所の命令に違反して父親の
顔に泥を塗るようなことはしない」
の言葉通り、
現在でも逃亡はしていません。
まとめ
中国とカナダとアメリカ。
この3国で孟氏の問題に進展が無いと、
中国でのカナダ人拘束は更に多く
なっていく可能性は高いでしょう。
kurobe
<参考サイト>
朝日新聞
産経新聞
TechCrunchJapan
