北朝鮮国内の食糧不足が
深刻化しています。
しかし、
国内では一向にクーデターの動きは
見られません。
北朝鮮でクーデターが起きない
理由にはどういったカラクリが
あるのでしょう?
また、
北朝鮮に対抗する臨時政府、
「自由朝鮮」の実力は
どうなっているのでしょう?
北朝鮮内のクーデターの可能性に
迫って行きましょう。
北朝鮮国内でクーデターが起きない理由!
北朝鮮と言えば、
国民は苦しい生活を強いられ、
満足に生活が出来ていない
という印象を持っている方が
多いと思われます。
しかし、そういった印象とは裏腹に、
北朝鮮ではクーデターが起こらない事で
不思議に思われてもいます。
理由には徹底した主導者の神格化と
軍人が有利になる制度にあると
言えます。
また、
そんな北朝鮮を打倒すべく立ち上がった
国外の臨時政府「自由朝鮮」は、
どれ程の実力を持っているのでしょう。
かなりの世界的なネットワークを
持っていると考えられてはいますが、
北朝鮮政府打倒は厳しいとも
言われています。
そんな、北朝鮮政府への
様々な反抗について詳しく
迫って行きましょう。
北朝鮮国内でクーデターが起きない理由①徹底した神格化!
北朝鮮でクーデターが起きない理由の
一つには徹底した最高指導者の
神格化があります。
北朝鮮では子供の頃から、
最高指導者は「絶対」であるとして、
国民の中の最高指導者を「神格化」
させる教育を行っています。
教室や職場に飾られる金日成、
金正日総書記の写真や、
誕生日に行われる盛大な催し物の
数々はそれを象徴していると
言えますね。
徹底した刷り込みを行う事で、
そもそも反抗するという考え自体を
摘むという事は独裁国家に良くある
政策だと言えます。
北朝鮮国内でクーデターが起きない理由②軍人優先!
北朝鮮は、
「先軍政治」の国であると言えます。
朝鮮人民軍に入る事で、
以下の様な様々な優遇を
受ける事が出来ます。
・衣食住の優遇
・子弟、親族の就学、就職優遇
・婚姻面での優遇
他にも様々な優遇を受ける事が
出来ます。
この一般国民よりも優遇される立場が
軍人たちに優越感と充足感をもたらし、
軍事クーデターを起こす気が
無くなるのです。
一般国民からは教育によって、
反抗の芽を摘み、軍人からは
様々な優遇によって反抗の芽を摘む。
この2つのシステムが北朝鮮国内で、
クーデターを起こす可能性を
下げているのです。
民主主義国家で生きていると、
この様な北朝鮮の国内の状況は
おぞましく感じてしまいますね。
北朝鮮に対抗する臨時政府「自由朝鮮」の実力は!?
2つのシステムによって、
政府に対する反抗の芽を摘んでいる
北朝鮮ですが、近年では、
このシステムに不調が見られます。
その象徴として、
北朝鮮臨時政府「自由朝鮮」の
存在があると言えます。
北朝鮮政府打倒を掲げ、
活躍を見せる自由朝鮮ですが、
その実力はどうなっているのでしょう?
打倒は可能なのでしょうか?
臨時政府「自由朝鮮」の活躍!
北朝鮮臨時政府「自由朝鮮」は、
北朝鮮から命を狙われ亡くなった、
金正男(キム・ジョンナム)氏の
息子を保護するなど様々な
活躍を見せています。
他の活躍には、
以下の様な事が挙げられます。
・スペイン北朝鮮大使館襲撃
→暗号解読に使われたパソコンの
回収に成功
・脱北者の保護
・独裁体制開放後の北朝鮮訪問ビザの
配布
アメリカ政府や各国の外交官との
関係が示唆されている自由朝鮮ですが、
実際に北朝鮮を打倒する事が
可能なのでしょうか?
自由朝鮮は北朝鮮を打倒できるのか?
他の国の例を取ってみても、
自由朝鮮の北朝鮮打倒は厳しいと
見られています。
ダライ・ラマのインドに所在する
チベット亡命政府やドイツにある
世界ウイグル会議等の中国への
対抗組織は自由朝鮮に似た
組織であると言えます。
しかし、
そのどれもが成功には至ってない為に
今回の自由朝鮮も北朝鮮を打倒できる
可能性は低いと言われています。
しかし、
近隣国である日本に住む身としては、
打倒を成し遂げて、北朝鮮が少しでも
物わかりのいい国家になって欲しいと
思ってしまいますね。
まとめ
「北朝鮮は崩壊する。」
昔から言われている事ですが、
中々、その状況を壊せない程、
2つの反抗の芽を摘むシステムは
強固なのかと考えてしまいますね。
RuRuhase
<参考サイト>
産経ニュース
BUSINESS INSIDER JAPAN
時事ドットコムニュース