ゾフルーザの耐性菌とは?インフルエンザ副作用などデメリットについてチェック!

投与から短い時間でインフルエンザ
下がる事で人気だった新薬、
ゾフルーザを使用すると耐性菌
出来やすくなる事が判明しました!

耐性菌とは治療薬に対して、
耐性がある菌の事です。

その他に、
ゾフルーザを使用する事で起こる
デメリット副作用もあります…。

 

 

 ゾフルーザのインフルエンザ耐性菌とは?

 

インフルエンザの新薬として、
今冬に人気だった薬であるゾフルーザに
他の薬に比べて耐性菌が出来やすい
事実が判明しました。

耐性菌とは治療薬に対して耐性がある
菌の事です。

記事前半では、耐性菌とは
どんな菌なのかという詳細と、
ゾフルーザを使用する事で、
どのくらいの耐性菌が出来るのか、
詳しく見て行きます。

また、
ゾフルーザには他のインフルエンザを
治療する薬と比較してデメリットと
副作用があります。

記事後半では、
ゾフルーザ服用のデメリットと、
副作用に関して詳しく見て行きます。

 ゾフルーザとは?インフルエンザ耐性菌とは?

ゾフルーザとは塩野義製薬から
開発された最新のインフルエンザを
治療する薬です。

一回の服用でインフルエンザを
治療出来るという事から、
今冬から春にかけてかなりの人気を
博しました。

しかし、このゾフルーザは、
インフルエンザの耐性菌が出来やすい
という欠点を持ち合わせていました。

耐性菌とは、
治療薬の効果が効きにくくなる菌です。

つまり、ゾフルーザを使用する事で、
インフルエンザ治療薬に強い耐性菌
出来やすくなるという事です。

 ゾフルーザのインフルエンザ耐性菌はどの位の増殖率?

ゾフルーザのインフルエンザ耐性菌の
増殖率は他の治療薬と比べると、
以下の様になっています。

・ゾフルーザ
成人:9.7%
小児:23.3%

・タミフル
成人:1%前後
小児:5~10%

これを見ると、
タミフルよりも耐性菌が出来る確率が
大きい事がわかります。

国立感染症研究所が調査を行った所、
元のインフルエンザと比べて、
増殖能力の低下していない耐性菌が
ゾフルーザ服用者から発見されました。

また、
A型インフルエンザ患者の内、
73%に当たる22人から耐性菌が
検出されました。

更に、ゾフルーザを服用していない
患者からも服用患者から感染した
思われる耐性菌が見つかりました。

負担が軽い事からインフルエンザ
治療の際に使われる薬のシェア1位に
なったゾフルーザですが、
更に厄介な菌を生み出す可能性が
あったと言えます。

 

 

 ゾフルーザのデメリットと副作用!

 

耐性菌が出来易いゾフルーザですが、
他にも、デメリットや副作用が
存在します。

次はそんなゾフルーザのデメリットと
副作用について見て行きましょう。

 ゾフルーザのデメリット!

ゾフルーザのデメリットには
まず、値段が挙げられます。

以下は、インフルエンザ治療薬の
使用方法と治療の際に掛かる値段の
一覧です。

リレンザ(吸引):2942円
イナビル(吸引):4279円
ラピアクタ(点滴):6216円
タミフル(経口):2720円
ゾフルーザ(経口):4789円

ゾフルーザは点滴のラピアクタの次に
値段が掛かる薬です。

飲む回数が多い難点もありますが、
同じ経口薬のタミフルは耐性菌が
出来難く、値段がかなり安いです。

タミフルはジェネリックとなると、
1360円と更に安くなります。

現在、
耐性菌が広まるデメリットがある
ゾフルーザを使用するよりも、
同じぐらい値段のイナビル
安価なタミフルを利用した方が
良いと言えます。

 ゾフルーザの副作用!

ゾフルーザには、以下の様な副作用が
確認されています。

下痢
悪心
頭痛
嘔吐
ALT増加
AST増加
(ALT、AST共に肝臓に負担)
異常行動

他のインフルエンザ治療薬に比べると、
副作用は少なく見えます。

しかし、比較的新しい薬の為、
判明していない副作用の可能性は
多分にあると考えられます。

今回の耐性菌の増殖が多いのも
その一つだと言えるでしょう。

 

 

 まとめ

 

ゾフルーザは喘息等の病気との
兼ね合いから、
他のインフルエンザの治療薬を
使用できない子供達にとって、
有効だと考えられていました。

その様な子供達の為に、
塩野義製薬には一刻も早い
データ収集を行ってもらい、
耐性菌の増殖という点を
改善して欲しいですね。

<参考サイト>

NHK NEWS WEB
日経メディカル
日本医事新報社

おすすめの記事