御嶽山(おんたけさん)は
長野県と岐阜県の県境にある山です。
標高が3000メートルほどですから
子供から高齢の方まで
気軽に登れる山として有名です。
御嶽山噴火のときは、休日であったこと
お昼に噴火したことで、
頂上近辺に沢山の方々が
集まっていました。
悪い条件がいくつも重なって
大きな被害災害になってしまいました。
日本では戦後最大の火山災害と
言われています。
今回は御嶽山噴火についてと
生還者の証言について、
情報をまとめてみます。
御嶽山噴火を忘れない!
御嶽山噴火は2014年9月27日
午前11時52分に発生しました。
丁度、昼食時ですね。
噴火警戒レベルが平常のレベル1で
問題ないと言われている段階で
噴火しています。
非常に残念なことに御嶽山噴火で
この世を去った方々が58名、
2015年時点では行方不明者が
まだ5名いて計63名という
多くの方々が災難に遭いました。
御嶽山噴火は、
水蒸気噴火(爆発)であり
予測することは非常に難しいと
されている事を
菅義偉・内閣官房長官は
指摘していました。
ところが気象庁は御嶽山噴火について、
全く懸念や予知などを
していませんでしたが、
予兆は起きていたとの報告があります。
御嶽山噴火の少し前に
御嶽山では強い硫黄の匂いがしていて
吐きそうだったと登山者は
言っていました。
調査すれば御嶽山噴火の前には
ガス漏れがあったかもしれません。
前兆とも言えるでしょう。
結果論にはなりますが、
気象庁が早急に対処して
御嶽山の入山を禁止すれば
災害事故を防げたでしょう。
とても残念な結果となりました。
折しも世間は登山ブーム。
御嶽山噴火を他人事とは思わないで
登山の際は火山活動を下調べしてから
登山する事が大切です。
登山しやすい
人気の御嶽山噴火のことを踏まえて、
日本という火山列島で生活している
という事を忘れてはいけないのです。
生還者の証言をマトメる!
御嶽山噴火で無事だった生還者の証言を
マトメてみます。
御嶽山噴火前は、前兆があって
硫黄の匂いがすごくて
吐きそうだったそうです。
生還者の証言では、急に「ドカン」と
大きな音がしたようでビックリして
音の方を見たら一気に煙が噴き出ていて
石を空中に飛ばしていたようです。
その後、生還者の証言では
ゴロゴロ、ブクブクと
人生で聞いたことのないような音がして
灰が降り始めました。
息苦しいくらい灰が降って
目にも灰が入って痛く、
避難に支障をきたす程だったそうです。
そして、後ろ側からドドーンと
大きい音がして噴煙が立ち込めました。
すぐに真っ黒な火山灰が降ってきて
周りは真っ黒になって
逃げれなくなったようです。
生還者の証言の中には
「灰に埋まっていて
動かなくなっている人がいました」
「助けてあげたかったけれど
どうすることもできませんでした」
と言っていました。
噴石が次々と襲いかかってくる状況では
自分の身を守ることが精一杯でしょう。
助けることができなくても
助けようという気持ちがあったことは
立派だと思います。
生還者の証言によると、
一瞬のうちに膝のあたりまで
灰に埋もれてしまったようです。
山小屋に避難した生還者の証言では
「ずっと隕石がぶつかる音が
していました」
「山小屋の屋根を突き破って
落ちてくる石もありました」
と言っています。
降り注ぐ隕石の中には
軽トラック程の凄い大きさの噴石も
いくつかあったそうです。
御嶽山噴火の恐怖がわかります。
生還者の証言では
泣いている女性もいたようです。
まとめ
今回の記事をまとめて見ましたが
生還者の証言からは、
自然災害の恐ろしさがヒシヒシと
伝わってきて遭遇した方々が
どんな思いをしていたかを考えると
胸が痛くなります。
気象庁では日本国内の火山噴火の
観察や記録をしているわけですから
この悲劇も糧として、
今後に活かして欲しいです。
御嶽山は、山そのものを
神として崇拝しています。
山頂には御嶽神社の境内があり
神々しい山と言われています。
この世を去ってしまった方々には
山の神に見守られながら安らかに
眠って頂きたいと思います。