イラク日報を隠す理由!内容にイラク派遣自衛隊の戦闘!?シビリアンコントロール不能の怖さ!わかりやすく説明します

存在しないとされていたイラク日報の
発見が発表され、その中身が公表される
事となった。

防衛省がイラク日報を隠す理由はどこに
あるのだろうか?

日報の内容には派遣された自衛隊の戦闘
が記録されているのではないかとの意見
も挙がっている様だ。

 

防衛省がイラク日報を隠す理由は!?内容に派遣自衛隊の戦闘があるのでは・・・?

 


イラク日報の発見から実際に公表に至る
まで、かなりの時間がかかっている。

このタイムラグの長さでは日報を意図的
に隠す理由が存在するのではないかと
疑うのも当然の事だ。

考えられるのは内容にイラクに派遣
された自衛隊の戦闘行為が記されている
事だ。

実際に派遣された自衛隊が戦闘に
関わっていたかどうかは分からないが、
日報を隠す理由としてこの内容は
十分である。

イラク日報は「残っていない」と答弁
した後に探させた事も普通とは順番が逆
であり、やはり隠蔽を疑わざるをえない
だろう。

また、稲田氏が「残っていない」と
答弁してしまった事で公表しにくく
なった事も隠す理由の一つなのかも
知れない。

今回の問題が本当に隠蔽された物だと
したら、南スーダン国連平和維持活動の
日報隠蔽問題の教訓をまるで活かせて
いないと言う事になる。

イラク日報の発見は南スーダン日報問題
の特別観察中だった事も、イラク日報の
存在を隠す理由となったのだろう。

自衛隊内部で圧力が働いて意図的に
情報が止められていた可能性が
濃厚だ。

防衛省が日報を隠す理由も問題である
が、シビリアンコントロールが機能して
いない事も大きな問題となる。

イラク派遣は自衛隊の活動場所を非戦闘
地域に限定して実施された派遣だ。

にも関わらず派遣先で自衛隊が戦闘を
行っていたとしたら、憲法第9条に
違反する行為である。

派遣された自衛隊の戦闘が記された内容
を公表する事は大問題に繋がるのだ。

しかし、イラク文書を隠す事で隠蔽問題
に繋がってしまった様である。

 

開示されたイラク日報の内容と自衛隊の戦闘とは?

 


防衛省がイラク日報を隠す理由は恐らく
派遣された自衛隊の戦闘行為が内容に
記されていた為だろう。

16日に公表されたイラク日報の内容には
複数の箇所で「戦闘」の文字を
確認する事が出来る。

だが、これだけではイラク日報を
隠す理由である、派遣された自衛隊の
戦闘行為が確実な物となるわけではない。

イラクへの自衛隊派遣は元・小泉純一郎
首相が自衛隊の活動地域を「非戦闘地域
に限定する」として、野党や国民の意見
を押し切り行われた。

自衛隊の活動場所は非戦闘地域に
限定されていたはずだ。

だが、実際には自衛隊は現地で攻撃を
受けている。

当時の小泉政権の説明と、自衛隊が拠点
としていたサマワ周辺の情勢は一致
しない様だ。

発見されたイラク日報の記述には
「銃撃戦」や「戦闘拡大」等の記述が
確認出来る。

自衛隊の活動を非戦闘地域のみとした
政府の言葉と当時の現状にはやはり
食い違いが生じている。

そして、イラク日報は435日分が発見
されたが、開示されているのは全体の
45%のみだ。

その中に自衛隊の宿営地への砲撃や
自衛隊への投石に関する日報は含まれて
いない。

また、サマワ周辺で自衛隊を取り囲んだ
群衆の中には銃を所持する者も存在
していた。

自衛隊はほとんど戦闘地域と変わらない
状況で活動を行っていたのでは
ないだろうか?

非戦闘地域に限定して活動をしていた
はずの自衛隊が実際は戦闘を行っていた
としたら、政府としては隠蔽したくなる
事実なのだろう。

 

まとめ

 


イラク日報を隠す理由は自衛隊の戦闘が
大きく関係している。

自衛隊への攻撃行為に関する記述だけが
含まれていないのがその証拠だ。

野党や国民の反対を押し切ってまで
強行した自衛隊のイラク派遣だ。

国民はどこまで政府に裏切られるの
だろうか?

財務相の決裁文書の改ざん問題に加え、
防衛省のイラク日報問題。

政府の隠蔽体質が変わる日は来る
のだろうか?

サカモトマユ

編集後記

 


「嘘は墓場まで持って行け」
というフレーズがある。

嘘や隠し事は、私利私欲の為に行えば
必ずしっぺ返しに会うものだ。

逆に、他者のための嘘や隠し事は
また別の意味を持つ。

そこには愛があり、嘘をつかれたり、
隠し事をされる事で、その被害者が
幸せでいられる、「知らぬが仏」状態。

愛があるかどうかは、さて置き、
あのままイラク日報が闇に葬りさられて
いれば、我々国民は何も知らず、
平穏な平和ボケLIFEを過ごせただろう。

だが、知ってしまった以上は、
真実に辿り着きたく成るもので、
不幸への出発地点と成るかも知れない。

政府与党は、全ての状況を追求すべく
調査を続けているが、今回イラク日報を
隠蔽したのは本当に陸上自衛隊なのか?

安倍政権下で発見されたが、
過去に誰かが、
将来の政権で爆発する時限装置を
仕込んでいた?とも考えられる。

安倍政権が隠蔽したのであれば、
「嘘は墓場まで持って行け」という事で
後に発見された事実も丸ごと隠蔽すれば
イラク日報問題は存在しなかったはず。

伝説に残る総理大臣の一人として、
大変有名な小泉純一郎元首相だが、
安倍政権の政策には、何かと口を挟み、
ご自分の意見を強く主張されている。

だが今回のイラク日報問題の内容は、
イラクに自衛隊を派遣した小泉純一郎氏
の政権下で起こった事であるが、
メディアには取り上げられていない。

今回は筆者の憶測も多いが、
メディアの報道には、やはり、
打倒安倍内閣という強いベクトルを
感じてしまう。

<参考サイト>
朝日新聞
毎日新聞
HUFFPOST

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