JR西日本の復旧見込みは?【広島山口岡山】山陽本線や呉線運休で通勤通学に困窮!西日本豪雨災害

広島・岡山・山口の他、西日本に甚大な
被害を齎した西日本豪雨は、未だ、予断
を許さない状況にある。

一般道も含め、交通の便も断たれている
状態では、物資の輸送や救助活動にも、
多大な影響を及ぼしてしまう。

通勤通学の足に欠かせないJR西日本
でも、復旧の見込みが立っていない路線
が多い。

JR西日本の現在の運転状況について、
まとめてみた。

 

JR西日本の復旧の見込みは?岡山・広島・山口県内の移動手段は?

 


西日本豪雨が齎した被害は、JR西日本
の路線にも、影響を及ぼしてしまった。

広島・岡山・山口を通勤通学圏とする
利用者がTwitter上で、
復旧の見込みを気にするツイートを
いくつも見かけるが、気になるのも
当然である。

JR西日本の現在の路線の状況と、
復旧の見込みは?

岡山・広島・山口県内へ所用で向かう際
の、JR西日本での移動手段は?

JR西日本は、平成30年7月豪雨で
被災した線区のうち、復旧までに1ヶ月
以上の見込みを想定するとした線区を、
この様に纏めている。

■山陽本線/三原~海田市・
柳井~徳山。
■姫新線/上月~新見。
■津山線/野々口~牧山。
■伯備線/豪渓~上石見。
■芸備線/新見~下深川。
■福塩線/府中~塩町。
■因美線/津山~智頭。
■呉線/三原~海田市(全線)。
■岩徳線/岩国~櫛ヶ浜(全線)。
引用:Response.jp

広島・岡山を走るJR西日本の在来線は
土砂崩れによる土砂流入や流木の他、
盛土流出等による被害が大きく、復旧の
見込みが立たない状況に陥っている。

山陽本線の現在


現在、広島県内の
「三原-海田市(かいたいち)」間。
山口県内の
「柳井-徳山」間。
が、運転見合わせとなっている。

一部在来線は運転を再開しており、
広島県内の三原-福山間は、
1ヶ月以内の復旧の見込みを見ている。

※福山ー三原間は7月18日、運転再開

JR西日本では現在、新幹線を使った
代替輸送を行っている。

岡山県側の笠岡市と広島県側の海田市間
に通勤通学圏があり、定期券を所持する
方は、この区間を囲む山陽新幹線の駅
「新倉敷-広島」間を利用出来る。

「尾道-新尾道」「西条-東広島」と、
在来線と新幹線の駅が離れている場所は
連絡バスも運行しているので、岡山から
の通勤通学の際にも、利用出来る。

これは山口県側で被害を受けた山陽本線
にも、同じ適用がされる。

同じ条件の「岩国-櫛ケ浜」間の乗車券
を所有している方は、山陽新幹線の
「新岩国-徳山」間を利用出来る。

「岩国-新岩国」と、在来線と新幹線の
駅が離れているここでも、連絡バスが
走っている為、山口県内の通勤通学の
際にも、利用が可能となる。

代替輸送は、7月6日迄に購入した
定期券の他にも、普通乗車券や回数券
ならば乗車が可能である為、遠方から
所用で来られる方も、知っておきたい
処だ。

呉線の現在


海田市駅が、山陽本線と共に乗り入れて
いるJR西日本のもうひとつの路線が、
呉線である。

呉線は現在、全線で運転見合わせ。

復旧の見込みが立たない状況下だ。

特に、海田ー呉間では、数か所にわたり
土砂で線路が覆われており、
ビジュアル的に見ただけでも絶望的だ。

呉線は全体的に、がけ崩れによる
線路内への土砂流入も激しく、
安浦駅が豪雨の時に水没した写真も
見られるくらい壊滅的な状態だった為、
復旧の見込みは、1ヶ月以上かかる
との声も聞かれる。

一般道も渋滞が激しく、後は、前記した
新幹線や、松山行きフェリーでの
移動手段を使う位しか無い為、
広島市内へも簡単に辿り着けず、
被害の大きい呉市内へも行けずに
困っているとの声も多い。

また、時間もかかる為、体力面において
辛い想いをされている人もいると聞く。

広島ー呉間は代行バスの運行が
始まったが、直通便である為、
矢野、坂、水尻、小屋浦、天応など
呉線の途中の区間から利用する事は
出来ない様だ。

西日本豪雨の被害の全容がまだ明らかに
ならず、二次被害も懸念される故に、
復旧の見込みを考慮しても、完全復旧迄
に多くの時間を費やしそうになるのが、
JR西日本としても、辛い処である。

 

JR西日本が復旧に尽力を挙げる中、広島・山口で復旧の兆しを見せ始めた企業とは?

 


西日本豪雨が岡山・広島・山口へ遺した
爪痕は余りにも大きく、JR西日本の他、
交通網にも大きな影響を与えている。

復旧の見込みを予想しても、被害の全容
が明らかになればなる程、当初に掲げた
復旧の見込みを超えてしまう現状が、
岡山・広島・山口を襲っている。

JR西日本の他、復旧に向けた動きの
見える、西日本の有名会社を調べてみた。

広島を代表する会社と言えば、
スタジアムにも名前が付く「マツダ」
である。

地域の復旧・復興を最優先に、
安全面や交通状況などに配慮し、広島と
山口の4工場の操業を、12日から
再開したとのニュースが入った。

豪雨が襲った7日から、工場内での操業
を、停止していた。

しかし、部品の供給や従業員の出勤に
目途が付いた事と「地元企業として
地域と連携を取りながら、必要な物資の
提供や人的支援などを行っていく」との
姿勢から、いち早く、操業の再開に
踏み切ったと言う。

従業員の通勤形態を考慮しながらの操業
と、まだ完全再開とは言えない状況では
あるが、地元を代表する大企業が息を
吹き返した事は、励みになる。

しかし、マツダはいち早く再開したもの
の、業務用カメラを生産する工場が岡山
にあるパナソニックや、倉敷に工場が
ある三菱自動車は、まだ復旧の見込みが
立っていないと言う。

また、JR西日本が交通手段を確保して
いるとは言え、不便さが免れないのが
現状である。

努力しても、被害の全容が明らかになる
度に、それ以上の絶望感に襲われる現実
を、どこまで受け入れたらいいのか。

 

まとめ

 


「被災地に物資や現金を」と言う支援の
輪が、広がりを見せている。

しかし二次災害の懸念も残ったままだ。

そんな中でも、日常生活があるからと、
毎日の通勤通学を欠かさない人が多い。

JR西日本下の在来線の復旧を待たれる処
だが、民間の支援だけでなく、
国の多大な支援も、待たれる処である。

Nabesama

参考サイト
JR西日本ホームページ
Response.jp
サンケイビズ
のりものニュース
日本経済新聞

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