
こんにちは。
カフェや飲食店等にはwi-fiが設置
されている場所が増えていますね。
近年の大地震の災害時避難場所や
2020年の東京オリンピックに向けた
観光スポット等での迅速な情報収集を
補助するべく、総務省は公衆無線LAN
の新規設置の増設をする方針を
固めました。
今回は、公衆無線LAN(wi-fi)の
新規設置について簡単にご紹介します。
[総務省]災害時避難場所と観光スポットへの新規設置
2016年12月26日のニュースで
総務省は災害時避難場所や観光スポット
に公衆無線LAN(wi-fi)を2020年の
東京オリンピックまでに増設していく
方針を固めました。
総務省で発表したこの取り組みの大きな
目的は小中高の授業や災害時避難場所で
の安否確認と東京オリンピックに向けた
国内外の観光スポットの案内や情報収集
に役立てるというものです。
授業といえば全国の小中高で進んでいる
デジタル教科書の普及やタブレットや
スクリーンを使った授業等、
時々メディアで話題になりますが、
ここで関わってきます。
さて、携帯電話(スマホ)等で
普段インターネット接続していると
LTEや3Gといったキーワードを聞く
と思います。
携帯電話回線で使用できる電波は通信
できるデータ量が限られていて
有限なため、通信料制限があったり、
多くの人が利用するため回線が混雑する
といったことがあります。
災害時に回線が混雑すると迅速な
安否情報の確認ができず致命的になる
ことがあり、そんな時に
公衆無線LAN(wi-fi)は便利です。
公衆無線LAN(wi-fi)は通信料制限が
なく定額制で、無線局免許が必要なく
誰でも利用できるメリットがあります。
公衆で使える無料のものは通信にお金が
発生しないため、ユーザーにとっては
非常に役立つ技術です。
ただし、数10m程度の狭い範囲でしか
ネットワーク接続できないデメリットが
あるため、インターネット接続する
ために敷地に応じてwi-fiスポットを
複数設置する必要があります。
そこで今後2020年に向けて
100億円の投資を行い、
公衆無線LAN(wi-fi)スポットを
全国3万ヶ所に設置していく方針
のようです。
公衆無線LANとは何か?
まず公衆無線LAN(wi-fi)とは何か、
という基本について解説します。
よくカフェや飲食店に無料のwi-fiが
設置されているのを見たことがある人は
多いと思います。
LANとはローカル・エリア・ネット
ワークの略で、「同一の敷地または建物内
等に構築されたネットワーク」という
意味です。
限られたエリア内にある
ネットワーク機器(スマホ、タブレット、
プリンター、パソコンその他情報家電等)
を無線でLANに繋げる技術のことを、
wi-fiと言います。
複数のネットワーク機器がお互いに
繋がることで情報を共有することが
できます。
たとえばスマホでテレビやレコーダー、
エアコン等の家電を操作したり、
子供部屋のパソコンからリビングにある
プリンターに印刷出力を行ったり、
パソコンの中の音楽を別の部屋の
スピーカーで楽しむことも出来ます。
無線LAN(wi-fi)と似ているもの
として、Bluetoothがあります。
無線LAN(wi-fi)と異なる点は、
1対1対応で比較的省電力、短距離
(数m~10m)でネットワーク接続する
ことができることです。
スマホとイヤホンを繋げて音楽を聞くと
コードが絡まりやすくなりますが、
Bluetoothで繋げば、コードレスの
イヤホンでスマホの音楽を楽しむことが
でき、省電力なので電池の減りを抑える
ことができます。
用途によってはBluetoothは
無線LAN(wi-fi)より優れています。
ただし、無線LAN(wi-fi)の
危険な点は、複数のネットワーク機器を
お互いに接続して情報共有できる点です。
悪意のある外部の人間がネットワークで
繋がった環境にアクセスして情報を
盗んだり改ざんすることができるのです。
実際に個人情報が流出する事件も
引き起こされており、利便性が上がった
反面、セキュリティ面の強化に注目が
集まっています。
公衆無線LAN(wi-fi)の危険性や
注意点については別の記事で
またご紹介したいと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
公衆無線LAN(wi-fi)の増設に
ついては結構前から注目されていた
ようですが、しっかり方針が固まった
ということで、2020年を境界に世の中の
情報技術が更に大きく進化しそうですね。
SAT