今回の総選挙の争点の一つが憲法
改正9条の是非である。
今回の記事では、憲法改正の9条に
ついてわかりやすく解説して行こう。
また、憲法改正の賛成政党の理由や、
反対政党の理由に関しても整理
して行こうと思う。
憲法改正9条をわかりやすく解説！！
憲法改正9条とはそもそも
どういった事項を改正する案なのか？
憲法9条と言うと、日本の武力放棄
並びに平和と求める条項というのは
なんとなく理解はできるだろう。
そんな憲法改正9条について
わかりやすく解説をして行こうと思う。
わかりやすく端的に解説すると、
憲法改正9条のポイントは
自衛隊の存在を憲法に明記
する事である。
現在の憲法には自衛隊の存在は
明記されておらず、法的には
自衛隊とは何とも言い難い存在
なのである。
そんな自衛隊を憲法改正9条によって
法的根拠を持つ存在に昇華しよう
ではないかというのが今回の
憲法改正9条のポイントである。
国民からすれば今や自衛隊は無くては
ならい存在と見なしている人が
ほとんどで、事実好感を抱いている人も
少なくはない。
しかし、憲法的には自衛隊とは違憲
と見なされてしまう存在なのだ。
その理由をわかりやすく解説すると、
憲法9条で表記している
「武力を行使しうる存在」に自衛隊が
当てはまってしまうからである。
国民感情からすれば、自衛隊は
無くてはならない存在だが、
肝心の憲法的には自衛隊はあっては
ならない存在なのである。
わかりやすく解説するならば、
今回の憲法改正9条は国民感情と
昔ながらの憲法のあり方とのズレを
解消して行こうという事なのだ。
自衛隊は日本国において、
国民からも求められる存在であり、
憲法的にも合憲とする存在であり、
自衛隊には今後も有事の事態に
対処をしてもらえる様に
この憲法改正9条できちんと
表記しようではないか、
という事である。
特に念頭にあるのは、
逼迫する北朝鮮情勢なのであろう。
ここまで、憲法改正9条を
わかりやすく簡単に解説を
してきた。
次は、そんな憲法改正9条の
賛成政党と反対政党の主張する
各々の理由について見て行こう。
憲法改正賛成政党と反対政党の理由とは？？
憲法改正は政党によって
スタンスが全く異なる問題である。
憲法改正に賛成の政党と、
反対の政党の主張する理論や
理由とは一体どの様な物
なのだろうか？
その理由等を簡単に見て行こう。
まずは、憲法改正に賛成の
政党の理由からだ。
賛成政党の自民党の党首である
安倍総理は、憲法改正に賛成
する理由としては、自衛隊は
国民からは受け入れられているのに、
憲法的にはアウトという認識の
齟齬があり、そんな違憲状態のまま
緊迫化する安全保障環境において
命を掛けて頑張れというのは
ありえないという理由である。
なるほど、自衛隊の法的根拠を
求めているというのが賛成の理由
と言ったところだろうか。
その上で、合法化した自衛隊に
更なる活躍を求めたいという
理由もあるのであろう。
それが国防軍なのかもしれないが、
もっぱらは自衛隊のミスマッチ
した認識を変えたいのが
憲法改正賛成の理由である。
次に、憲法改正反対政党の
理由について見て行こう。
立憲民主党は、この憲法改正は
安保法制ありきの改正であり、
その先に待ち構えるのは
専守自衛では無く、集団的
自衛権に代表される様な自衛隊の
活動が広がる可能性がある。
つまり戦争や紛争のリスクが
上がるという理由で憲法改正に
反対をしている。
また、共産党も憲法改正は
自衛隊の明記だけに留まらず、
海外での武力行使の制限が無く
なってしまうので、武力行使に
歯止めが効かなくなるという理由で
反対をしている。
反対政党の理由を見ていくと、
憲法改正は日本が武力行使をする
国になってしまい、今後その様な
争いに巻き込まれるリスクを
恐れているという事だ。
以上が憲法改正の賛成政党と
反対政党の理由である。
しかし、この憲法改正が選挙の
論点たるかどうかが個人的には
疑問でもある。
やはり、国民の関心事は、
自分とは無関係に思える武力云々
では無く、自分と関わりの深い
経済的な事柄なのである。
＜参考＞
//www.asahi.com/articles/ASKBB525FKBBUTFK00Z.html
/www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/9-7_2.php
//gendai.ismedia.jp/articles/-/49041?page=4
他
