中日ドラゴンズにテスト入団した
「平成の怪物」松坂大輔が、全盛期に
近い姿に戻りつつある。
ソフトバンク時代は高年棒に合わない
全盛期に程遠い球速と成績が批判の的
となったものの、西武時代の縁のもと
チーム内で経験を伝えるという
新たな役割を担う事が期待されている。
現在も50歳までマウンドに立つ夢を
見る彼の現在の状況は?
中日ドラゴンズ松坂大輔の現在の状況は?今の球速と年俸について!
中日ドラゴンズにテスト入団し、
推定年棒1500万円と出来高払いの
1年契約をした松坂大輔の現在の状況は
13日のオフを挟み5日連続で
投球練習を行っていないという内容だ。
何かあったかと不安になる状況にも
見えるが、その一つの根拠として
中日ドラゴンズに入団する以前の
ソフトバンク時代には高額の年棒を得て
いたが、全盛期の球速から大きくダウン
した事が分かる内容が
youtube上で見られた。
その時の松坂大輔の姿は、
中日ドラゴンズに限らず甲子園で活躍し
高額の年棒を得たが、その時の酷使で
その年棒に見合った活躍をする事が
難しかった選手や晩年に故障を抱えて
球速が衰えた選手の道をたどっている
様にも見えていた。
その様な現在の自分の体の状況を考えて
の事なのか、ここまで彼は無理をしては
いない。
だが、このスローペースは、決して
「大事を取る」といった物ではなく、
あくまでも現在の状況は手ごたえがある
余裕からきている物である。
現在でもyoutube上で中日ドラゴンズの
キャンプのブルペンでの投球を見る事が
出来る程の注目度は高年棒も得た
「平成の怪物」と呼ばれた大投手である
事が判るが、現在の松坂大輔の
ピッチングはソフトバンク時代と大きく
変わった所がある。
それは数度の手術で全盛期の球速が
出せるという状況ではないが、
しっかりと下半身が使えている
所である。
以前から松坂大輔は練習熱心ではない事
ともいわれたが、現在の体つきは
やや太めではあるものの全盛期の身体に
近づいている程体が絞られていて、
松坂大輔を知る人物からは変わりつつ
あると言われている。
現役時代は打撃も良かったと言われる
彼であるが、中日ドラゴンズのエースで
あった川上憲伸は、もし打者に転向して
いたならば、2000本安打は出来たかも
知れないという様に彼の打撃センスを
高く評価している。
だが、球速やフィジカル面とは別に
別の面で松坂大輔に対する期待を寄せる
評論家が存在する。
その評論家は西武時代のチームメイトで
あった訳では無かったのだが、
その評論家に与えた松坂大輔の深い印象
についての内容から見えてくる物とは、
それは現在の中日ドラゴンズにも必要な
球速以上にエースに必要な物である。
出来高プラス年俸で現在は中日ドラゴンズの松坂大輔!状況に動じないハートと高い球速は新人時代から!
中日ドラゴンズにいる松坂大輔の現在の
状況を取材しに訪れた金村義明氏は、
球速に見られた平成の怪物ぶりよりも
イップスとは無縁に思えるハートの
強さが印象的であった事を
明かしている。
甲子園で活躍した高卒新人が高額の年棒
で契約したにも関わらず年棒に見合った
活躍が出来なかった事例は
中日ドラゴンズ以外でも多く見られた
悲劇であったが、これは故近藤貞雄氏も
述べていた事であるがエースの条件で
大切な物は現在の球速の状況云々よりも
ハートの強さなのだ。
1999年4月7日のデビュー戦となった
日本ハム戦で、フランクリンの顔面の
近くに球が行ってあわやデッドボールの
事態になった時、フランクリンが
松坂大輔に詰め寄って来たが、
松坂大輔は堂々とマウンドに
立ちはだかっていた。
そして同年9月8日のダイエー戦では、
秋山幸二にグラブを貰って喜んでいた
その試合で松坂大輔は打席の秋山幸二の
顔面にデッドボールを食らわせた。
しかしながら1人置いた後続の打者を
ピシャリと抑え、高卒新人はなれした
球速とハートの強さを
1年目から見せ付けていた。
その松坂大輔を西武時代に指導したのが
現在の中日ドラゴンズ監督の森繁和で、
同チームの国際渉外担当には西武時代に
チームメイトであったデニー友利も
在籍していた。
それ故に今回の中日ドラゴンズの入団の
テストで球速を含めた現在の状況での
合格は、西武が松坂大輔を獲得する事を
見送った為のものである。
そこで森監督が1軍最低保証額に近い
年棒とはいえ、自分で花道を用意しよう
と手を差し伸べた縁による側面がある
ものの、松坂本人はプロである以上
あくまで戦力として活躍する事を目標と
している。
現在の年棒こそソフトバンク時代から
95%以上減ったものの、年棒プラス
出来高制という契約ならば
モチベーションの心配も無い。
現在の松坂大輔に求められている
中日ドラゴンズでの役割は、全盛期の様
に圧倒的な球速でエースの座に君臨する
事以上に、今のチーム状況の中で今まで
経験して来た事を伝える事であり、
森監督は彼が実際にやって見せる所を
見せた方が説得力があると
判断したのだ。
松坂大輔に果たされた責任は、
現在伸び悩んでいる状況の
中日ドラゴンズの観客動員数の回復だけ
では無いのだ。
まとめ
近鉄の「いてまえ打線」の一角を担って
いた金村義明は、ソフトバンク時代と
大きく変わった現在の松坂大輔の姿に
驚きを隠せなかった。
球速は全盛期に及ばない状況ではあるが
投手の生命線である下半身をしっかりと
使い、体つきもソフトバンク時代に比べ
かなり絞られている。
1軍最低保証金額プラス出来高の年棒と
なったものの、中日ドラゴンズが彼に
求める役割は決して小さくは無い。
参考サイト
スポーツ報知
BIGLOBEニュース
サンスポ