就職氷河期世代の支援策に
政府が本格的に動き出しました。
これまで放置していたツケとしての
生活保護受給者の増加を避ける為です。
就職氷河期世代で厳しい道を乗り越えて
就職に漕ぎつけた人々は現在、
会社で優秀と見られています。
その特徴や性格は、
どうなっているのでしょう？
氷河期世代について迫って行きます！
氷河期世代は優秀？その特徴や性格は？
就職氷河期世代が何とか就職を
果たしてから、大分、年月が
経過しました。
彼らは、
会社の中では「優秀」であると
見られてるいる事が多いです。
厳しい就職氷河期を乗り切った事で
そう思われているのです。
実際にそうなのでしょうか？
また、その特徴や性格は？
そして、
同じ就職氷河期世代でも就職を
果たせなかった人、若しくは
就職後にドロップアウトせざる
得なかった人々に政府が支援策を
講じようとしています。
それは、
今まで彼らを放置していたツケを
ここに来て払う為の支援策と
言えます。
その支援策の詳細にも触れて
行きます。
氷河期世代は優秀なのか？
就職氷河期世代は優秀であると
見なされています。
厳しい採用人数を勝ち取り、
入社してきた人達であるからです。
全員が優秀であるかと言われると、
そうであるとは断言出来ません。
しかし、多くの企業の倒産や
社員のリストラを目の当たりにして
きた為、常にキャリアアップの
手段を講じてきました。
その為に、
優秀な人は多いと言えます。
氷河期世代の性格や特徴！
氷河期世代の性格や特徴は
以下の様な事が挙げられます。
・プライドが高い
・プロとしての思考が高い
・管理職を忌避する
・堅実な計画を立てる
・一匹狼の様に見えて同世代との
結束が固い
氷河期世代は熾烈な時代の中で
働いてきた為に、その状況を
勝ち残る為のスキルをプロとして
極めてきました。
その為、幅広い分野を必要とする
管理職を避ける傾向があります。
失敗が自身や企業の破滅となる
場面も多く見てきた為か、
実現可能な範囲で、堅実な
計画を進めます。
また、
同期とは同じ氷河期を戦って来た
と見なしている為に、一見すると
群れないと思われがちですが、
結束は固いです。
まさしく、その性格や特徴は
厳しい就職氷河期によって形成されて
いったものだと言えます。
氷河期世代放置のツケ！日本政府の支援策！
一方で、就職氷河期世代の中では、
厳しい企業の採用条件や企業側優位の
状況から多くの人々が正規雇用の道から
脱落していきました。
その多くは非正規雇用や無職となり、
果ては心を壊され、ひきこもりの道を
辿った人もいます。
政府はこの人々を放置していたツケを
払う為に支援策を講じる事を決定
しました。
その支援策について、
詳しく見て行きましょう。
氷河期世代放置のツケを払う為の政府の支援策！
日本政府は、
就職氷河期世代として30～40代への
支援策を決定する事を明らかに
しました。
この支援は氷河期世代が高齢化し、
生活保護受給者が増加するという
今まで氷河期世代を放置したツケを
支払う目的があります。
支援の内容は確定はしていませんが、
会議において、以下の様な内容が
話し合われました。
・ハローワーク、大学等の連携
・3年で半数の雇用を安定化させる
・リカレント教育の情報提供
（就労後も教育機関で教育をを受ける事）
・特定求職者雇用開発助成金の要件緩和
・中途採用等支援助成金等の要件緩和
・農林水産業や建設業等、地方への
人材移動
しかし、
この内容に対しては批判意見が
噴出しています。
氷河期世代支援策に対する批判！
ネット上では、この支援策の
内容に対して批判が噴出しています。
「本人の意思を無視したねじ込み策」
「介護や観光業の賃金を把握して
提言しているのか？」
「3年で人材を育てられるのか？」
「支援策打ち出しが遅すぎる」
「前の時みたく、自己満後は放置だろ」
実は2003年に、
「若者自立・挑戦プラン」という
支援策は打ち出されていましたが、
まさしく、これがねじ込み型の
支援策で、むしろ状況を長期化させる
原因となったのです。
もっと厳密に策を練らないと、
2003年の時と同じ道を辿る可能性は
大いに考えられます。
まとめ
地獄を見てきた就職氷河期世代。
彼らを脇目にちゃんとした策を
練って来なかったツケが間も無く
訪れる可能性はかなり高いです。
RuRuhase
＜参考サイト＞
東洋経済オンライン
日本経済新聞
朝日新聞
