墓じまい【永代供養】とは?手順や費用相場を調べてみました!

こんにちは。

お墓と言えば一年を通して
何回お参りするでしょうか。

筆者は、やたら年中母方の墓や親戚の
墓まで掃除させられる立場なので、
比較的身近な存在ですが最近では、
「墓じまい」を行う人が増えてきました。

墓じまいとセットで考えられるのが
永代供養という考え方です。

永代供養、墓じまいとはどういったもの
なのか、手順、相場、費用について
ご紹介したいと思います。

 

 

墓じまい(永代供養)とは?

 


少子高齢社会が深刻化したことや、
従来の慣習に対する信仰心が低下して、
お墓の価値や付き合い方について様々な
考え方が出てきました。

その中でも、永代供養というものが
あります。

永代供養とは死後の供養を永年に渡って、
寺院が行う方法です。

従来は子孫が先祖の墓を守っていくと
いう考え方が一般的で特に長男が大きな
役割を担ってきたかと思います。

仕事の都合で転勤をしたり、
色々な背景があると思いますが
墓守として先祖の供養が難しくなった
場合に、選ばれることが増えてきている
方法です。

この時に必要となる手続きのことを、
墓じまいといいます。

墓じまいのことを単に墓を廃棄すること
から、廃墓といったり、お墓の場所を
引っ越すという意味で改葬と呼ぶことも
あります。

「永代」とはいえ、言葉通り地球が
滅びるまで供養するわけではありません。

墓じまいの段取りには現実的な契約が
あり、実際には何回忌までにするかと
いう約束事をしたり、改宗によって
永代供養の契約が破棄されることも
あります。

供養しないと決めたら、しっかりと
墓じまいしないと無縁墓といって、
撤去処分されて他人の遺骨と見分けが
つかない合祀墓となって統合されます。

 

 

墓じまい(永代供養)の手順と費用、相場について

 


合祀墓について知ると、なんだか酷い
ように感じるかもしれませんが、お墓を
建てるにも維持する手順にも
土地や費用がかかります。

生まれてくる人がいるということは
死者も当然途絶えないわけですから、
管理できないものが撤去処分されるのは
土地が有限な資源である限り、
自然なことです。

さて、永代供養をするための手順は、
まず墓じまいから始まるのですが、
既にお墓に納骨されている遺骨は、
どこにいくのでしょうか。

2016年のデータによれば、
多くの場合は公営墓地や菩提寺での
合祀墓を活用した永代供養や散骨です。

永代供養については期間や費用の契約が
必要なため準備する申請書類も必要と
なります。

これについては供養する寺院や霊園の
ホームページや直接電話で問い合わせる
ことが必要です。

この段取りも大変かもしれませんが、
一番の難関は親戚を含めて意見を合致
させることです。

また、墓参りや維持管理費用が
大変なので、いつも近くで供養できると
捉えられる手元供養については、
費用の相場として、最も安い反面、
全体の約3%と一般的でないようです。

また、遺骨にはバクテリアや菌が
ついている場合もあるので、
保管には注意が必要で、
真空パックするといったケアが大切です。

そして遺骨の処理が終わった後は、
墓石の撤去です。

これについては専門業者である墓石屋に
問い合わせると見積もりを
行ってくれます。

墓石の撤去には人手の場合もあれば
クレーンなどの小型重機が必要になる
場合もあり、業者にも得手不得手が
あるでしょう。

複数社から見積もりを取ることを
推奨します。

最後に全体としてかかる費用の相場に
ついてです。

墓石撤去については業者によって
費用相場が変わります。

遺骨の取り出しには儀式が必要で、
約2~5万円の費用相場で、改葬先に
納骨する場合、一体あたり3~5万円の
費用相場と言われています。

あとは立ち退き料ではないですが離檀料
といって住職に支払うお布施があります。

基本的に寺院は墓じまいを断ることが
出来ないので3~10万円以上の金額を
提示されても、強気な態度を取っても
問題ないでしょう。

だだし、気持ちとして支払う良識が
あってもいいかもしれません。

総額で言っても、100万円以下で済むと考えられます。

もちろんお墓の規模や埋葬されている
遺骨の数によっても変わってきますが、
墓石を新たに立てたり仏壇を買うよりは
安く済むと思います。

まとめ


いかがでしょうか。

墓守をするために現世の子孫が生活を
犠牲にする必要があるのかについては
疑問があります。

ご先祖様に感謝する新しいスタイルを
考える時代かもしれません。

SAT


 

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