元外相の田中真紀子が、久しぶりの
公式の発言の場で、現在の安倍晋三を
痛烈に批判した。

アメリカ訪問を「相変わらずばか」と
こきおろす彼女は「伏魔殿」の
外務省時代に親米派によって実権を
奪われた過去もある。

大学不認可問題でも不認可をした後に
後日許可を出すという行動から見て、
大臣としての資質はどうなのだろうか?

 

現在の安倍晋三を田中真紀子がけなす!外務省伏魔殿発言は舌禍なのか!?

 


2018年3月14日に、田中真紀子元外相は
久しぶりに発言の機会を得たが、
その内容は安倍晋三の政権の運営と
外交姿勢を痛烈に批判した。

この舌鋒の鋭さは、外務省を「伏魔殿」
と表現して閉鎖的な要素を批判し、
文部科学大臣として新設の3大学開校を
不認可とした大学不認可発言の
勢いそのままであった。

さらに田中真紀子元外相は、来る4月に
安倍晋三のアメリカでの首脳会談の予定
にも、外務省伏魔殿発言と
大学不認可号令さながらに、現在は
森友問題の解決を優先させるべきと
一刀両断した所は、現在も変わって
いないというイメージを周囲に与えた。

安倍晋三の妻が関わっているとされる
森友問題においても、現在は真相究明の
流れになって来た事を評価し、
後述の本人の大学不認可問題が認可に
向かった様な普通の流れになった事に
胸を撫で下ろしている様子だ。

「何かをしようと思うと、自分の
スカートの裾を踏んで邪魔をする」との
コメントで外務省を批判した
田中真紀子は、ご存知の通り、1972年に
日中国交正常化の立役者であった
田中角栄元首相の娘で、父親の地盤を
引き継いだ為、外務省内の親中派からは
絶大な支持を持って迎えられた。

田中真紀子は小泉純一郎が首相になる際
はその貢献が認められ、その功績で
外務大臣に就任したが、外務省では
機密費流用問題や公金流用疑惑、そして
裏金といった不祥事が相次いだ事により
例の「伏魔殿」発言が飛び出した訳で
ある。

そして田中真紀子は外務省の改革を
断行しようとしたが、アメリカでの
同時多発テロ事件を境に、外交は官邸と
外務省が仕切ることになり、彼女は
蚊帳の外となってしまった。

そしてアフガニスタン復興支援に際し
NGOを会議から排除した問題が原因で、
2002年1月に彼女は更迭となった。

この様に外務省で田中真紀子は親米派に
取り残された事で「伏魔殿」との思いが
現在もある為なのか、安倍晋三が4月に
アメリカでのトランプ大統領との会談を
快く思っていないと思われるが、
自民党への恨みも垣間見える。

現在も安倍晋三が首相である事が
田中真紀子は不服と考えられるが、
現在の中傷を勢い良く行うような勢い
そのままに、文部科学省が「伏魔殿」と
呼ばれるような事態を引き起こした。

それが大学不認可問題である。

世論やマスコミの反発に助けられ、
文部科学省はそのように呼ばれる事は
無かったが、田中真紀子の言動は
大学不認可問題でも問題視された。

 

田中真紀子の大学不認可問題の際の一部始終はどういうものなのか!?

 


「官僚にしてやられた」とのコメントが
識者から出た、田中真紀子の大学不認可
問題であるが、文部科学大臣の彼女が
2012年現在の日本の大学の多さと
質の低さは問題と捉えたのは理解が
可能でも、その手続きの段取りについて
認識が無い事が第1次安倍晋三内閣同様
失敗の原因となった。

外務省伏魔殿発言や現在の安倍晋三への
批判の勢いそのままに、田中真紀子は
秋田公立美術大学、札幌保健医療大学、
岡崎女子大学の設置を即不認可としたが
この時3大学側は文部科学省が伏魔殿と
見えたのも無理は無く、
そもそも新設大学の設置は現在も手続き
を踏んだ上で文部科学省が認可を出し、
校舎を建設する流れになっている。

彼女による3大学新設の不認可の
最初の文部科学省の容認は
外務省では無いが、良い意味で
文部科学省が「伏魔殿」であった事の
証左であった。

つまり文部科学大臣就任時に既に人気が
落ちていた田中真紀子は、外務省での
汚名返上の為に何とかして失地回復に
躍起になっている心境を逆手に取り、
勢いに乗って不認可で失敗した所で
手を差し伸べる事を決めていたという
文部科学省での取り決めがあったと
いうのだ。

そして彼女が文部科学省の意見を聞き、
後日皆が知っている通りに認可を出し、
現在の安倍晋三への姿勢の様に
強く出る事は無くなるとの計算があった
という事である。

この大学不認可問題で田中真紀子は
したたかさを身に付けたどうかは不明で
あるが、とにもかくにも強く出るだけ
では周囲は戦々恐々とするだけだろう。

田中真紀子のこの姿勢からは、
「頼もしさ」が感じられるかどうかは
わからないが、彼女自身も大学の現状を
憂えている事は間違い無い。

 

まとめ

 


コンピューター付きブルドーザー、
田中角栄元総理の娘田中真紀子は
伏魔殿の外務省で実権を握られ、
その無念を晴らそうとして大学不認可
問題で性急すぎる判断を下して
汚名返上はならなかった。

しかし彼女もまた大学の質の問題や
安倍政権の目の前の問題の為の行動を
起こした事は間違いない。

また彼女は安倍晋三のみならず、殆どの
政治家を批判しているが、これは現在の
日本が良い政治家を育てられなくなった
無念から来る物だろう。

<参考サイト>
日刊スポーツ
NEWSポストセブン

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