モンゴル出身の力士である白鵬が
前人未到の40度目の優勝を決めた。
今場所では白鵬は嘉風の抗議物言いで
厳重注意を受けた事や、照ノ富士への
ダメ押し等で横綱としての品格を
批判されつつも、見事に優勝を決めた。
また、相撲界自体が日馬富士騒動で
揺れている中で、優勝を決めた事は
喜ばしい事でもあるが‥‥
白鵬!嘉風抗議の物言いで厳重注意!
日馬富士騒動で揺れる大相撲界で
横綱力士の白鵬が前人未到の
40度目の優勝を決めた。
横綱白鵬が日本で相撲をする為に
15歳で来日して、早17年。
この40度目の優勝を迎えるまでに
白鵬は日々鍛錬を続け、やっとの末
勝ち得たという事は疑い様が
ないだろう。
しかし、今場所での白鵬は横綱
としての品格が問われる場面が
幾つかあったというのも否定する
事が出来ない事実であろう。
その一つが、関脇嘉風との取り組み
での抗議の物言いによる厳重注意だ。
この白鵬の抗議の物言いに
関して詳しく見ていこう。
白鵬と嘉風との取り組みが行われたのは
今場所の11日目の事であり。
白鵬は嘉風に一気に寄り切られて
土俵下に落とされてしまった。
それを受けて、白鵬は土俵下で
即右手を上げて抗議の物言いを
行なった。
実は白鵬は土俵際で審判員に
向かって「待った」を伝える為に
力んでいた体の力を抜いて、
右手を少しだけ上げていたのだ。
しかし、残念ながら白鵬の意図は
審判団に伝わらなかった。
白鵬が「待った」を掛けている
その刹那に、白鵬の踏ん張りが
消えてチャンスと捉えた嘉風が
一気に白鵬を寄り切り、そして
土俵下へと落としたという訳だ。
勿論、「待った」が通る物と考えて
いた白鵬は、抗議の意味で
すぐに物言い。
しかし、その物言いは認められる
事がなく、白鵬は審判に土俵に
上がる様に促されて、渋々土俵上に。
弓取り式が行われた後も、白鵬は
土俵下で62秒間立ち続け、依然として
その審判団の判断には不満といった
様子だったのだ。
この抗議の物言いをしたという事と
62秒間もの土俵下にいた事が
横綱の品格に反する行為だとして
審判団から厳重注意の為の呼び出しを
食らってしまった。
実際ネットの声等を見てみると、
今回の白鵬が厳重注意を受けた
というのは当然だという声も多数
見受けられる。
また、厳重注意だけでは物足りず
即出場停止をすべきだ!という
声もあるが…
相撲に詳しい漫画家のやくみつるも
今回の白鵬の物言いと態度に関して、
厳重注意ではなく即出場停止を
求めるという旨の発言をしていた。
確かに、白鵬は大相撲の頂点の
横綱として日本の相撲が重視する
「道」を軽視している節があるの
かも知れない。
モンゴル相撲とは違い、日本相撲は
精神性を重視している訳である。
果たして、この白鵬への厳重注意は
適当な処分だったのだろうか?
白鵬の照ノ富士へのダメ押し!
また、今場所において横綱白鵬の
品格に関わる問題として、
もう一点触れるべき問題がある。
それが、西前頭3枚目の照ノ富士への
ダメ押しである。
この横綱白鵬による照ノ富士への
ダメ押しに関して、詳しく見ていこう。
照ノ富士へのダメ押しが行われたのは
今場所の8日目の出来事である。
白鵬が照ノ富士を土俵際へ寄り切り
押し出した時に、白鵬は土俵際で
足がもつれてしまい、そのまま土俵下に
落ちながら、照ノ富士の背中を押す
というダメ押しをしてしまったのだ。
このダメ押しの出来事を受けて、
相撲協会の北の湖理事長は白鵬が
勢い余ってやってしまった事だと
フォローをしつつも、土俵下
という観客も近くにいる場所での
ダメ押しは危険だと釘を刺していた。
確かに、このダメ押しは故意にやった
物ではないと思うが、白鵬の方も
咄嗟にダメ押しをするのでは無く、
他にどうにか回避を出来なかった
物だろうか?とも思えてしまう。
このダメ押しを受けて、相撲協会は
直接白鵬に注意をするのではなく、
遠回しに「ダメ押し」の注意書きを
した張り紙を貼ったとの事。
いずれにせよ、今場所では
白鵬が横綱としての品格を問われる
行いを幾つかしてしまった
訳ではあるが、40度目の優勝は
非常に素晴らしい記録である。
その記録は素直に賞賛すべき
記録だというのは間違いがない。
<参考>
//www.nikkansports.com/sports/sumo/news/f-sp-tp3-20141116-1397056.html
//detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10182392770?__ysp=55m96bWsIOWYiemiqA%3D%3D
//news.yahoo.co.jp/pickup/6262564
他