重信房子逮捕劇!娘の重信メイは河合塾を経て現在は?数奇な人生!男の成長読本

重信房子という女性をご存知か。
国際指名手配犯であり長年、
逮捕される事無く逃亡しつづけた。

娘の名は重信メイ。
河合塾で講師も勤めている。

現在の状況はどうなっているのか。

 

 

重信房子逮捕劇とその人生

 


重信房子、
1945年生まれ、70歳
マルクス主義の思想の元、
新左翼活動家、テロリスト、
日本赤軍元最高幹部、と、
過激な肩書きをいくつも持つ。

実際、1974年にオランダのハーグにて
日本赤軍がフランス大使館を占拠した
ハーグ事件を起こしており、
共謀共同正犯として、懲役20年の
判決を受けるも、逮捕される事無く
逃亡を続けた。

だが、
これらとは正反対の関連情報もある。

意外な事に、強い影響を受けた父親は
右翼団体・金鶏学院の門下生であった。

まだ少女の頃の重信房子は、
『小さな親切運動』
というものに熱中し表彰もされている。

勤勉な文学少女であり、キッコーマンで
働きながら夜間大学へ通っている。

大学は明治大学文学部(夜間学部)
史学地理学科(日本史学)

ここで重信房子の
思想や人生観が大きく反転する。

学校からの影響ではなく、
時代の潮流に乗ったという事だろう。

学生運動に参加し、共産主義者同盟の
第二次ブントに加わっている。

重信房子は、
頭脳明晰であった為か、現代思想研究会
という組織の責任者を努め、そののち、
共産主義者同盟赤軍派では創立メンバー
として加入している。

学生運動の一大ムーブメントは
学生が革命運動をしている様相で、
死者まで出るような非常な激しさがあり
現在のSEALsなどとは、
性質が全く異なるものであった。

1971年、パレスチナに密航し
赤軍派の基地を作り、日本赤軍を結成。

この時、重信房子は
娘の重信メイさんの父親となる
パレスチナ男性と結婚した。

一連のハイジャックや、
空港内乱射事件などの無差別攻撃
外国公館攻撃、と、
様々なテロ事件を起こし、世界中から
非難を受けていた。

国際指名手配を受けてからは、
大阪に潜伏し、同時に、府警公安から
マークされていた。

コーヒーカップから指紋採取し、
重信房子の本人確認の後についに逮捕。

この時の罪状は旅券法違反容疑で、
多数の犯行が確認されている。

国際犯罪に関わる人物には
不可欠な犯行であろう。

東海道新幹線で移送の際、
逃亡防止の為グリーン車の個室に
閉じ込めていたという。

尚、重信房子の逮捕に伴い、
人民革命党や覆面組織の希望の21世紀
を組織し、当時の社会民主党の区議が
関連先として家宅捜索を受けている。

非常に大きな事件であった。

2001年
日本赤軍の解散を獄中より宣言。

2009年の産経新聞のインタビューでは、

「世界を変えるといい気になっていた」

「運動が行き詰まったとき、
武装闘争に走った。
世界で学生運動が盛り上がっていたが、
故郷に戻り、
運動を続けたところもあった。
私たちも故郷に戻って
運動を続けていれば、
変わった結果になったかもしれない」

と自責の念を語っている。

心優しい文学少女が学生運動を経て
世界的なテロリストになる。

現在では考えられない様な、
非常に数奇な人生と言えよう。

 

 

娘の重信メイは河合塾講師!現在は?

 


重信房子の娘、重信メイさんは
河合塾講師、
ニュースキャスター、を経て
現在はジャーナリストとして
活躍している。

こんな大犯罪人の娘が
普通の人生を送っている!?

肩書きだけを見ればそう感じるだろう。

だが、重信メイさんの人生も
重信房子の娘という事で、
現在までもこれからも、
大変なものであると容易に想像出来る。

驚くことに、どの国にも、
出生届けが出されていなかった為、
28年間もの間、無国籍だったという。
(現在は日本国籍を所有している。)

母親が重信房子では、当然そうなる
のかも知れないが、酷い話である。

重信メイさんは、1997年に、
ベイルート・アメリカン大学を卒業し、
同大学国際政治学科大学院に進み、
レバノン大学で、ジャーナリズムを
学んでいる。

母親・重信房子の逮捕後、2001年に
日本国籍を取得した重信メイさんは、
初めて日本の土を踏んだ。

その後、2011年、
同志社大学大学院社会学研究科
メディア学、博士課程を修了し
現在に至っている。

そして、河合塾講師を皮切りに、
様々なキャリアを積んでいる。

頭脳明晰なところは親譲りであろうか。

重信メイさんの著書には

・『秘密 パレスチナから桜の国へ
母と私の28年』

・『中東のゲットーから
(That's Japan)』

・『「アラブの春」の正体
欧米とメディアに踊らされた
民主化革命』

があり、その頭脳は平和の為に
貢献していると思われる。

重信房子の娘として無国籍で生きてきた
重信メイさんの唯一の救いは、
頭脳明晰で、しっかり勉強してきた事
だろう。

重信メイさんの現在は、
理不尽に非難される立場を逆に活かし
人生を戦っているように思える。

おすすめの記事