羽生善治が藤井聡太に負けた理由とコメント!チェスでも日本ランキング1位のスゴイ棋士!

羽生善治三冠が強いのは、
将棋に詳しくない人でも知っている。

あまりにも強いため、
藤井聡太四段と対戦して
負けた理由のコメントにすら
注目が集まる。

また、「趣味はチェス」との
ネット情報を確認したが、
趣味レベルの強さではない。

棋士としての経歴の華やかさで
隠れているが、
チェスの強さも相当なものだという。

チェスの日本ランキング、
というものがあり、
なんと1位になったことがあるようだ。

今回は、羽生善治三冠のコメントや、
他の人間が勝手に
趣味と言っていいのかと悩む程に強い
羽生善治三冠のチェスについて
調べてみた。

 

 

羽生善治三冠が述べた藤井聡太四段に負けた理由。
コメントが分かりやすい。

 


羽生善治三冠が述べた藤井聡太四段に
負けた理由は、誰もが知っておきたい
と思うところだろう。

AbemaTV将棋チャンネルの対局企画の
「藤井聡太四段 炎の七番勝負
~New Generation Story~」で行われた
4月下旬の最終局は、
5勝1敗で勝ち越してきた
藤井聡太四段は羽生善治三冠に
勝つのか、と注目を集めた。

結果は藤井聡太四段が勝ち、
大きなニュースとして報じられた中、
羽生善治三冠が述べた
負けた理由のコメントが
冷静で的確だったことにも
驚いた人が多かったのではなかろうか。

「ちょっと攻め込まれる展開になってしまって、あとはちょっとずつ苦しいという感じ。非常に攻守バランスよく指されて、攻める時には攻めて、守る時には守ってと、非常にしっかりしている将棋」
(引用:ライブドアニュース・2017年4月23日)

羽生善治三冠は、
自身が対局中であっても、
相手の攻めも守りも
全部見えているのである。

ここでさらに、藤井聡太四段を
評する羽生善治三冠のコメントも
振り返ってみよう。

「今の時点でも非常に強いと思うが、ここからどのぐらい伸びていくか。すごい人が現れたなと思いました。今の藤井さんはかなり完成されているというか、しっかりしているので、私がプロに成り立ての時と全く違うところだと思います」

(引用:ライブドアニュース・2017年4月23日)

この短いコメントの中で、
羽生善治三冠は、負けた理由どころか

〇藤井聡太四段はどれほど強いか
〇藤井聡太四段のこれから
〇羽生善治三冠がプロになった当時と
の比較

という皆が知りたい事柄を
難しい言葉を全く使わずに表現した。

ニュース上の表記で
たった106文字である。

1985年12月に史上3人目で
中学生のプロ棋士となり、
羽生世代のけん引役として注目を集め、
活躍を続けた羽生善治三冠は、
負けた理由などのコメントの言葉の
選び方まで一流のようだ。

将棋に詳しくない人にも
分かるように、興味を持つように、
言葉を選んでいると思われる。

 

 

チェス日本ランキングが一位になるほど
強い羽生善治三冠。

 


1970年9月27日生まれの
羽生善治三冠は、22歳の時に
室岡克彦七段からチェスの面白さを
教わったようである。

本格的にチェスそのものを始めたのは、
それから4年後の26歳で、
これはチェスのプレーヤーの中では
かなり遅いらしい。

史上初の七冠制覇の前後に
チェスを始めたのではとの情報が
ネットにある。

七冠独占が終わった後、
羽生善治三冠は
「通常に戻れるのでほっとした」と
語っていたように、
七冠制覇の前後は羽生善治三冠にとって
息抜きのための何かが
必要な時期だったのだろうか。

よく分かっていない素人からすれば、
将棋を職業にしているのに
チェスが趣味や息抜きになるのかなど
正直サッパリ分からないが、
チェスの実力の伸びの速さから
羽生善治三冠の熱中ぶりが伺える。

わずか2年後の1998年に
全日本百傑戦で優勝している。

あっという間に日本一になったのだ。

将棋とチェス、どちらが本職なのか
分かりづらくなるレベルでの活躍だ。

全日本百傑戦の優勝までの
チェスの練習は
月に1、2回だったそうだ。

練習回数を考慮してようやく、
「チェスが本職ではないかもしれない」
と、想像するしかない。

プライベートの情報まで調べないと
どちらに重きを置いているのか
知ることができない状態である。

国際チェス連盟のタイトルには、
上からグランドマスター(GM)、
国際マスター(IM)、
FIDEマスター(FM)、というものが
あるとのことで、
羽生善治三冠は日本人として3人目の
FMを2004年に獲得している。

チェスには、
「レイティング」と呼ばれる
強さを表す特別の数値があり、
その数値で世界で何番目なのか、
簡単に分かるようだ。

チェスの日本ランキング一位というのは
この「レイティング」が日本国内で
一番になることらしい。

羽生善治三冠は、こちらでも国内一番、
つまり日本ランキング一位を
獲得済みだそうだ。

2007年のことである。

さらに、公式ではなく、
公開の対局になるようだが、
2014年の9月には
チェス日本王者の小島慎也さんに
勝っているそうだ。

ちなみに2014年12月に
小島慎也さんは
日本人では二人目となる
IMを獲得している。

小島慎也さんのコンディションは
羽生善治三冠に負けた時にも
良かったと思われる。

ここまでくると、羽生善治三冠は、
将棋においては
単にタイトルを獲るだけでなく、
「史上初」という言葉が付かなければ
チェスより頑張っている雰囲気が
出てこないのではないか。

しかしながら、この間にも
羽生善治三冠は将棋で律儀に
様々な「史上初」を達成している。

2008年に
いわゆる「永世六冠」を史上初で達成。

2008年から2010年度ではNHK杯で
史上初の三連覇。

2011年は
通算タイトル獲得数が80期となり
歴代一位の記録に並び、

2012年は将棋界で最初に
名誉NHK杯選手権者の獲得した。

2012年はまだあり、
通算タイトル獲得数が81期になり
歴代単独一位となった。

………と、ここまで書いておいて
大変申し訳ないが、正直なところ、
羽生善治三冠のチェスの素晴らしさは
なんとなく分かるが、
羽生善治三冠の将棋の素晴らしさは
筆者にとって
理解できる範囲を軽く超えている。

羽生善治三冠に勝ったかどうかが
他の棋士の方々にとって
「強さの物差し」となる理由までを
理解できた気になっただけだ。


参考(一部)
news.livedoor.com/article/detail/12975080/
https://www.jca-chess.com/
twitter.com/misuzu_shobo/status/511050323985567744
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E7%94%9F%E5%96%84%E6%B2%BB#cite_note-28
twitter.com/Shinya_Kojima/status/546397998167908354

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