歌舞伎界の女形で有名な河合雪之丞さん。
劇団新派への転身のタイミングで、「市川春猿」から改名をしています。
劇団新派入団を機に、新たなジャンルでも大活躍中の河合雪之丞さんですが、結婚や子供についてはどうなのでしょうか。
あまり表には出てこない河合雪之丞さんのプライベートについて調べてみました。
また、河合雪之丞さんはどのような父母に育てられたのでしょうか。
これまでのエピソードも交えながら、まとめてみました。
河合雪之丞の結婚と子供は?
プライベートの多くが謎に包まれている河合雪之丞さん。
結婚や子供の事についても気になりますよね。
ここでは、趣味や日常生活の話にも触れながら、河合雪之丞さんのプライベートな部分について深堀りしていきたいと思います。
河合雪之丞の結婚と子供は?
河合雪之丞さんは現在は独身のようで、もちろん子供の情報もありませんでした。
年齢も48歳という事ですので、過去に結婚歴があるという事も考えられますが、とりわけそのような情報は見当たりませんでした。
美しい外見を持ちながら結婚をしていないという事から、実は「オネエなのでは?」といった疑惑も世間では持たれているようなんです。
女形を演じる方なので、女性特有の仕草が日常でも出てしまっているからなのでしょうか。
しかしながら、日頃からの女性特有の所作については、本人にとっては意図的な事のようで、舞台上での突発的なアクシデントの時に、例えば「危ねぇ!!」などという言葉使いが出てしまわないように、普段から気を付けているんだそうです。
本番以外の所でも、こんな努力があったなんてスゴイですよね!
河合雪之丞のプライベートとは?
あまりメディアに露出する事なく、ヴェールに包まれている河合雪之丞さんのプライベートですが、趣味は意外にもゴルフなんだそうです。
しかしながら、女形という職業柄、どうしても日焼けが出来ないとの事。
日焼けをしてしまうと、おしろいを塗っても焼けた肌の色が出てきてしまうといいます。
そこで、河合雪之丞さんがゴルフをする時の服装は、長袖に手袋は両手。
首をもガードするそうです。
更に、キャディーさんのような、襟付きの帽子を被ってプレイしているのだとか。
その為、本当にキャディーさんに間違えられて声を掛けられた事もあるそうなんです。
確かに、そんな姿をしている人、あまり見掛けませんね。
ましてやそれが河合雪之丞さんだとは、誰も思いませんよね!
また、車に乗ると性格が変わるそうなんです。
河合雪之丞さんの女形のお淑やかな所作を見慣れているせいか、これも意外ですよね!
それでも、「どけよ!邪魔だ!」などと声を荒げるような事はありません。
助手席に乗っている時に、運転の仕方についてお弟子さんと言い争いになる事があるそうなんです。
それは、少しブレーキを踏むのが遅いとかその程度の事だといいます。
・・・安心しました。
きっと普段から安全運転を心掛けているからこそ、他人の運転の些細な事が気になってしまうんでしょうね。
河合雪之丞の父母のはなし!
歌舞伎という特別な世界に進まれた河合雪之丞さんは、一体どのような両親の元で育ってきたのでしょうか。
気になる河合雪之丞さんの父母の職業についても詳しく調べてみました。
また、ちょうど自身の新派への入団の時期に、高齢の両親の介護について悩んだ事があったようなんです。
その頃のエピソードにも触れながら、河合雪之丞さんの両親に対する思いについても見ていく事にします。
河合雪之丞の父母のはなし!
現在歌舞伎の世界で活躍されている方々は、その両親もその出身という方が多い中で、河合雪之丞さんが育った環境はサラリーマンの一般家庭だったそうです。
そのため、歌舞伎俳優を目指すきっかけはテレビだったという事なんです。
珍しいですよね!
父親の宣質さんはNHKの美術スタッフ、母親の正子さんは大学の職員でした。
お二人は河合雪之丞さんのお兄さんが生まれた時に、どちらかが仕事を辞めて家庭に入る事を考えたそうです。
当時の世の中の流れからすると、父親が働いて母親が家庭に入るという事が一般的でしたが、河合雪之丞さんの両親は違いました。
母親が父親の絵をすごく好きで「お父さんにもっと絵をいっぱい描いてもらいたい」という思いから
「私が働くからお父さん絵を描いて」
という結論に達したそうです。
それをきっかけに、父親は画家に転身したんだそうです。
本当に頼りになる、カッコいい母親ですよね!
河合雪之丞は両親の介護に悩んだ過去があった!?
河合雪之丞さんが2017年に劇団新派に転身し、新境地での活動に決意も新たにしていた頃、両親の介護にも悩んでいたといいます。
ちょうど新派に入団をした頃、父親が膀胱がんになり、人工膀胱を付ける事になってしまったといいます。
初めて要介護度や介護の実態を知り、訪問看護が必要になった事で、ある意味新たな生活が始まりました。
当時、母親は79才だったといいますが、「私がお父さんのストマ(人工膀胱)交換をやるわ!」と宣言し、外部の人をあまり家の中に入れたがらなかったそうで、父親の介護は母親が中心になってこなしていたそうです。
そんな矢先、今度は母親が胃がんを患う事になってしまいます。
これは河合雪之丞さんが44才の時でした。
母親の食欲はなく、1回の食事でサンドイッチや蕎麦をほんのひと口食べる事が精一杯だったそうです。
近くで衰えていく両親を見るのは、本当に辛かったでしょうね。
両親共に要介護4となってしまった当時、河合雪之丞さんの仕事は絶頂期。
「最終的には私がまったくかかわらない想定でプランを組みました。
なぜなら父も母も、自分たちのために私が舞台を休むようなことになるなら、死んだ方がましだと思うような人たちだったからです。
特に母は、私のいちばんの後援者で、舞台は100%見てくれていましたし、新派への転向を考えたときも、
『あなたがいいと思った通りにしなさい。
ずっと輝いていて』
と。」
両親の介護を人任せにする事に後ろめたさも感じていたのでしょう。
でもこれが最善の判断であったと言えるのではないでしょうか。
全力で芝居に集中できていた河合雪之丞さん。
その分、少しでも時間が空くと、それを親のために使いたいと、おむつの交換をしたり食事を作ったりされていたそうです。
母親は2017年暮れ、眠るように亡くなったといいます。
「介護や看取りにおいて、何が正解ということはないと思うけれど、母の最期には家族と介護スタッフや周囲の人がしっかりかかわり、好きな自宅の日常の中で穏やかに生涯を終えました。
まあまあ満足してくれているのでは、と思っています」
と当時を振り返っていました。
悩んだ時期もあったようですが、両親の気持ちを第一に考える河合雪之丞さんを息子に持った両親は幸せですよね。
まとめ
河合雪之丞さんは、現在独身で、子供もいないようです。
そのような事から「オネエなのでは?」といったウワサもありますが、恐らく女形を演じているがために、周囲からもそのような目で見られてしまっているからなのでしょう。
ある意味、完璧な役作りですよね!
そんな河合雪之丞さんの趣味はゴルフなんだとか。
しかしながら、職業柄日焼け厳禁で、その対策には苦労されているようでした。
歌舞伎役者、とりわけ女形役者の宿命なんでしょうね。
また、河合雪之丞さんの父母は歌舞伎とは関係がなく、一般家庭に育ったようです。
高齢の両親の介護に悩んだ時期もあったようですが、両親を思う優しさが溢れており、本当に素敵な家庭だと感じました。
今後も、マルチな分野で活躍する河合雪之丞さんを楽しみにしていきたいと思います。
参考サイト
livedoor NEWS
女性セブン
NEWS ポストセブン