酒向芳さんと聞いて皆さんは何を真っ先に思い浮かべるでしょうか。
酒向芳(さこう・よし)さんは、映画や朝ドラ等で活躍し、主役を惹きたてる“名脇役”。
多くの有名作品に出演されていますが、代表的な作品が思い浮かばないという人も多いかもしれません。
プライベートは謎に包まれていますが、実は結婚しており、23歳年下の嫁がいるとの事です。
今回は酒向芳さんの経歴と嫁、子供の事について調べてみました。
また、遅咲きの俳優としても知られる酒向芳さん。
朝ドラや、最近では映画『キングダム』にも出演されていますが、その活躍ぶりについても見ていく事にしましょう。
酒向芳は23歳年下嫁と結婚して子供もいる!?
酒向芳さんはのプライベートは、今まであまり公表されてきていませんでしたが、気になりますよね。
実は、数年前に23歳年下の嫁と結婚をしていて、子供もいるようです。
酒向芳さんのプロフィールも合わせて調べてみました。
酒向芳は23歳年下嫁と結婚して子供もいる!?
酒向芳さんは、数年前に結婚をしていて、今では嫁と子供の3人暮らしだといいます。
嫁は酒向芳さんより23歳年下なのだそう。
酒向芳さんが収入のない時、働いて家計を助けてくれたとの事。
しかも女優さんで、『検察側の罪人』を見た時は、酒向芳さんの演技を「かわいかった」と評したといいます。
仲が良さそうですよね!
どのような方なのか気になりますが、残念ながらこれ以上詳細な情報は見つかりませんでした。
これから徐々に明らかになってくるかも知れないですね。
酒向芳さんの子供は男の子で、現在4歳。
結婚したのは遅めだったようで、自身でも「晩婚だったので」と照れていますが、食器洗い、掃除、洗濯など長男の世話は酒向芳さんの担当だったようです。
長男の事は、
「だいぶ喋れるようになり、かわいさと憎たらしさが混在しています。」
と苦笑いしますが、仕事へのモチベーションも保てているといいます。
何でもこなせて、見事なイクメンですよね!
酒向芳という俳優。
特に今年になって気になっていたが、この2枚の画像が同一人物とは、驚きだ。
鬼才か変人か?まさに別人格を演じているのだろう。 pic.twitter.com/Jlenzkzg0U— イケチャン☆ (@hike_69) December 1, 2019
酒向芳のプロフィール!
酒向芳さんは、岐阜県出身。
演劇との出会いは小学校低学年の時だったそうです。
学校に劇団が訪れ、「にんじん」を上演。
それに強い感銘を受けたといいます。
「内容はさっぱり覚えていないんですが、主演の方がキラキラ光っていたんです。
まだ残像が残っていますけれど、『何だ、これは!?』、『何だ、この人は!?』と仰天したんです。」
と振り返っています。
現在は芸能事務所アニマ・エージェンシー所属の俳優で、数々の名作に出演されています。
「劇団いらっしゃい」を結成し、演出にも携わっているそうです。
また、ラジオ「NAC5」のDJとしても3年間活躍していたといいます。
特技はタップダンス、剣道と、身体を動かす事がお好きなようですね!
実際に、映画『検察側の罪人』の中で、その足さばきを披露しています。
身長は184センチと長身。
一般的な知名度は低いかもしれないですが、“脇役俳優”としては知る人ぞ知る存在です。
酒向芳さんは自分でも、
「昔から主役タイプではないと自覚していましたし、加東大介(1911~1975)や伊藤雄之助(1919~1980)という名脇役に憧れていました」
としています。
また、酒向芳さんは映画を見るのも、撮影現場に参加するのも大好きですが、カメラがあり、スタッフの皆さんが全ての準備を整えてくださっているので、その状況に身を任せるだけで充分なのだといいます。
このような謙虚な考えも、脇役が合っていると自覚している所以なのかもしれないですね。
酒向芳は朝ドラやキングダムなど大活躍の遅咲き俳優!!
現在61才の酒向芳さんですが、役者のみで食べられるようになったのは50歳になってからだとインタビューの中で答えています。
遅咲きと言えると思いますが、どのような下積み時代があったのでしょうか。
また、酒向芳さんの出演作品は話題作ばかり。
朝ドラや最近では映画『キングダム』にも出演されています。
出演する朝ドラでは高視聴率を叩き出し、『キングダム』を始めとする映画でも高い評価を得ているといいます。
ここでは、酒向芳さんの活躍ぶりについて調べてみました。
酒向芳は遅咲き俳優!!
高校は地元の岐阜県立多治見工業高校の窯業科に進みました。
窯業科とは何とも珍しい・・・。
多治見は窯業が盛んな地域でもあるんですね。
高3で進路を決める際、担任に
「どうする?」
と聞かれた時、
「演劇の道に進みます」
と答えたそうです。
5人兄弟の末っ子だった酒向芳さん。
両親からの反対はなかったといいます。
高校卒業後、神奈川県川崎市にあった多摩芸術学園で3年間、演劇を学びました。
多摩美術大学の関連学校ではありますが、今はもう存在していないようです。
卒業後、『無名塾』、『文学座』、『青年座』といった有名劇団を受験しますが、全て不合格。
挫折を経験しますが、翌年に、『オンシアター自由劇場』への入団が決定しました。
酒向芳さんは『上海バンスキング』を見て感動した事がきっかけで『オンシアター自由劇場』に入りましたが、すぐに後悔したそう。
家に帰れない、食事をする時間もない、カネがない、そしてキャスティングされないという過酷なところだったのです。
「あんなに素晴らしい舞台を生む劇団が、こんなに大変なところなんだ」と驚いたといいます。
しかしながら、元々お金のために入団したわけでなかった酒向芳さんは、辞めたいと思う事はありませんでした。
「楽器が弾けなければ配役されない。」
それは『オンシアター自由劇場』にとっては当たり前の事だったといいます。
それに気付いた酒向芳さんは、腐ることなくまずはトロンボーンを買って地道に練習を重ねたのです。
すると次第に役をもらえるようになりました。
しかし、劇団の方向性が徐々に変わり、酒向芳さん自身も「もっとリアルな演劇をやってみたい」と考えるようになり、退団をする事にしたそうです。
前向きな退団でしたが、その後も演劇で稼ぐ事は難しかったようで、20代の頃から常にバイトで生計を立てていたといいます。
役者のみで食べられるようになったのは50歳になってからとの事ですので、役者としては遅咲きでした。
酒向芳は朝ドラやキングダムなど大活躍!!
酒向芳さんは、朝ドラに多く出演されている事で知られています。
一番最近では、永野芽郁さん主演2018年放送の『半分、青い。』(NHK)で 西村弘道役を演じています。
酒向芳さんの生まれ育った岐阜県が舞台になっているので、セリフの中での方言もより違和感のないものになったのでしょう。◆
#半分青い 仙吉おじいちゃんのギター部の後輩でもある農協の西村さん。演じるのは酒向芳(さこう よし)さん。岐阜県出身なので、台詞は本物の岐阜弁。安心して聞いていられます。 pic.twitter.com/gSXZsmsG9v
— ひぞっこ (@musicapiccolino) 2018年4月27日
役に馴染んでいる感じがしますよね。
21.1%の平均視聴率で、高い評価を得ていました。
他にも『梅ちゃん先生』(2012年)、『花子とアン』(2014年)、『まれ』(2015年)、『ひよっこ』(2017年)の朝ドラに出演されています。
また、映画でも大活躍されています。
今年2019年には、山﨑賢人さん主演の映画『キングダム』で秦の宮廷の文官4人の中の1人を演じました。
映画キングダム、観てきました。
面白かった。(アクション多すぎてちょっと退屈した。アクションは疲れるからあまり真剣に見ないけど、ワイヤー技術がすごいのはわかった)
今回はしっかり予習した。酒向芳さんやハイバイの金子岳憲くんも出てるので、注意してたけどわからなかった、ゴメンナサイ。— ♬ともこ@goodnews (@ml3c922) April 28, 2019
実際に『キングダム』を見た方も、酒向芳さんに気付かなかったという人がほとんどですが、ストーリーを妨げる事のない自然な演技がいわゆる“名脇役”としての役割を全うしていると言えるでしょう。
一方で、2018年に公開された木村拓哉さん主演の映画『検察側の罪人』では、脇役ながらも存在感を示しました。
というのも、酒向芳さんが演じた殺人事件の被疑者は、右のこめかみから頬にかけての大きなアザ、おもむろに「パッ」と音を出すクセがあり、時折タップダンスのようなステップを踏むなど強烈なキャラクターだったのです。
物語のキーパーソンで、そのインパクトに注目が集まりましたが、「パッ」と音を出すクセについてはアドリブだったといいます。
二宮和也さんとの対峙も話題になりました。
今回の犯人
酒向芳(さこうよし)さん
検察側の罪人の狂った強姦殺人犯の演技が最高でした〜#aibou pic.twitter.com/0BxxjXZdwc— ももか (@aibou_0217) October 31, 2018
迫力ある演技が好評で、ブルーリボン賞助演男優賞に、二宮和也さんと共にノミネートされていました。
酒向芳さんは遅咲きではありますが、その人生経験の豊富さからか様々な役に適応し、その立ち位置に合った演技をされているように思います。
まとめ
名脇役の酒向芳さんですが、プライベートでは23代年下の嫁がいて子供も生まれ、幸せな家庭を築かれているようです。
俳優を始めて間もない頃は、仕事もなく苦しい思いをした事もあったようですが、そのような下積み時代を経て今では、朝ドラや映画『キングダム』といった有名作品に数多く出演されています。
遅咲きと言われますが、若い時の苦労した経験が演じる役に厚みを出しているのかも知れないですね。
今後も酒向芳さんにしか出来ない演技で魅了してほしいと思います。
参考サイト
デイリー新潮
Wikipedia
シネマトゥデイ