昨年、落語家立川志らくさんに対する誹謗中傷が、奥様で女優の酒井莉加さんのSNSに書き込まれたという問題がありました。
激怒した立川志らくさんは、「その悪質ユーザーのアカウントを通報して凍結させる」と警告したというのです。
その豪快さは師匠の談志さんにそっくり。
また、昨今では右翼であるともウワサされているようです。
今回はそれらの真相について、詳しくみていきましょう。
立川志らくが嫌い!警告の真相は?
立川志らくさんといえば落語家ですが、映画監督や、競馬コラムニスト、お昼の人気情報番組『ひるおび(TBS系)』のコメンテーターに起用される等、様々な顔を持ち合わせています。
このようにマルチな活躍を見せている事から、2017年上半期の「ブレイクタレント部門1位に」に選ばれています。
また、Twitterのフォロワー数も90,000人をも超えており、その人気も伺えます。
そんな、立川志らくさんが警告までしたという、自身に対する誹謗中傷の書き込みとはどのようなものだったのでしょうか。
立川志らくが嫌いと言われた経緯とは?
2018年の『M-1グランプリ』にて、審査員を務めた立川志らくさん。
日頃から歯に衣着せぬ発言が話題となっていますが、この日も決勝戦に進出したお笑いコンビに批判的なコメントを繰り返していました。
特に99点をつけたジャルジャルに対しては、高得点でありながらも、
「私、このネタで1ぺんも笑わなかったんです!ただこれがプロの芸人を笑わす芸なのかなと感心して」
と皮肉を含んだような発言をもしていたそうです。
99点出しつつ「私、このネタで1ぺんも笑わなかったんです!ただこれがプロの芸人を笑わす芸なのかなと感心して」という志らくのコメントに明らかに困惑しているジャルジャル pic.twitter.com/zVcc6xooyl
— ひきつづき東京在住 (@sleeve_pear) December 2, 2018
この事に腹を立てた視聴者の方々が、奥様である酒井莉加さんが投稿したインスタグラムの記事に、立川志らくさんへの苦情コメントを多数書き込みました。
しかも、お子様の写真が載っている投稿へのコメントだったようです。
酒井莉加さんはこれらの苦情コメントに対しては、相手にしなかったようですが、
自身のtwitterで、
「インスタのコメントに何故か私宛に出演者はみんな面白かったが志らくは審査員の資格があるのだろうか? とコメントが。
しかも次女の写真の所に。申し訳ないですが即削除させてもらいました」
と報告しました。
自分の子供についての投稿に、このような夫への批判をされて、本当に許せなかったのでしょうね。
https://twitter.com/rika2626/status/1070186493275041792
SNSへの警告の真相とは?
こうした視聴者からの苦情コメントの投稿に対し、立川志らくさん本人も大激怒だったようです。
酒井莉加さんのツイートを引用し
「そういう奴は許さない。人間もどき。心がない。天罰が下る」
と反論しました。
また、
「私は自分の意見が全て正しいとは思っていない。正直に言うことを心がけているだけ」
とした上で、
「許せないのは妻のアカウントに私の文句を入れる奴。それも娘の写真に。人間じゃない。こういう奴がいるから世の中悪くなる」
と怒りのツイートを続けました。
そういう奴は許さない。人間もどき。心がない。天罰が下る。 https://t.co/ZDIi5qGDjP
— 志らく (@shiraku666) December 5, 2018
更に、
「SNSは何でも言って良い場所じゃない。見かけたら通報する。アカウントを凍結させます」
と、批判をした人達に警告をしたそうです。
多分そういう奴は人間の心がないのだからいくら言っても脳みそもないから理解出来ないし反省もしない。でもいつかそういう輩には天誅が下る。SNSは何でも言って良い場所じゃない。見かけたら通報する。アカウントを凍結させます。
— 志らく (@shiraku666) December 5, 2018
ただ自分の事を批判されるだけでなく、家族を巻き込むかのような投稿だった事にも黙っていられなくなってしまったのでしょうね。
立川志らくと談志がそっくりな件!右翼なのかも確認してみた!
立川志らくさんの師匠である談志さんですが、お二人がそっくりだと話題になっています。
これまで見てきたような豪快な発言は、確かに似ていると言えるでしょう。
他にも似ていると言われる所以とは、どのような所にあるのでしょうか。
そんな辛口の立川志らくさんですが、一部からは「右翼はのでは?」とのウワサもあるのです。
過去の発言からも、右翼とも受け取れるものがありました。
合わせて見ていく事にしましょう。
談志とそっくりだと言われる理由
学生時代は日本大学芸術学部演劇学科の落語研究会に所属していた、立川志らくさん。
1985年の大学4年生の時に、7代目立川談志に入門しました。
談志さんとの付き合いはその時からですので、約25年間という事になりますね。
笑点でお馴染みだった、晩年の歌丸さんからも、
「談志さんに似ているねえ」
と笑いながら言われた事があるそうです。
「おまえはあと10年で俺と同じように狂う。落語をどう表現したらいいか考えすぎて狂ってくる。それはつらいぞ」
これは立川志らくさんが、落語家生活25周年を迎えた2010年に、談志さんから掛けられた言葉だと言います。
談志さんが才能を高く評価した愛弟子の立川志らくさん。
その師匠から見ても、自分に似ていると思わせたほどだったという事ですね。
実際に立川志らくさんさんは、談志さんの真似を意識的にしていたといいます。
真似をする事を通して、談志さんを超える落語家になろうとしているのだそう。
お二人には長年の師弟関係があるのですから、当然といえば当然ですよね。
この、談志さんからの予言の年を来年に控えているわけですが、
「結論も出ずに苦悩したまま死んでった人ですから、あんなに苦悩するのは嫌だなと、脱する方法をずっと考えていた。
ひるおびをきっかけにテレビの仕事がたくさん来て、見た事ない光景をいろいろ見る事ができて面白い。
師匠は途中からテレビをやらず落語だけになったけど、私は遊ぶ空間を見つけたので
『師匠、これで私は狂わないと思いますよ』
と言いたいです」
と、談志さんとは違う部分や、むしろ違った道を進みたいんだという意志がある事についても話しています。
周りから「似ている」と言われながらも、師匠とは違った独自の才能にもこれから注目をしてほしいという気持ちの表れなのでしょうか。
立川志らくは右翼なのか?
立川志らくさんのtwitterに、このような投稿を見つけました。
談志は右翼の名誉顧問なのに安保法案は戦争法案だと訴える大林宣彦監督とは親友。談志が可愛がった松元ヒロさんはバリバリ左で石原慎太郎を一刀両断。でも談志と慎太郎さんは親友。談志は男はつらいよが嫌い。でも志らくは寅さん博士。だが談志と志らくは価値観共有。それが大人。それが社会。
— 志らく (@shiraku666) July 15, 2016
談志は右翼の名誉顧問だった。でもバリバリリベラルのコメディアン松元ヒロさんを物凄く可愛がっていた。人間同士の付き合いってそういうものじゃないのか。談志の親友石原慎太郎さんを舞台上でこけおろしても談志は手を叩いて笑っていた。
— 志らく (@shiraku666) July 21, 2017
これらによると談志さんは右翼の名誉顧問との事ですが、ご自身についてはこの投稿だけでは分かりませんね。
人気演芸バラエティ番組『笑点(日本テレビ系)』で、笑点メンバーが安倍晋三首相や政権に対しての批判ネタや、風刺を連発して賛否を呼んでいた時は、
「笑点で政権批判が出たからと言って怒るなんて度量が狭すぎる」
と一蹴。
また、自身のTwitterでも経験を交えて、この件に関して言及しています。
落語家ってものは江戸の昔から権力を茶化してきた。権力を前にしたらヨイショする。そういうものだ。笑点で政権批判が出たからと言って怒るなんて度量が狭すぎる。私は右翼の親分が客席にいた時、右翼を笑いにした。親分は楽屋に来て、面白かったと笑っていた。与党、野党の議員にもやったよ。
— 志らく (@shiraku666) May 31, 2018
右翼の方がいる前で、右翼についてを笑いにしたというのですね。
更に続けて、この件への批判的な意見についても理解を示しています。
勿論、笑点で飛び出た政権批判のギャグが面白いかどうかは別。総理支持者がひっくり返って笑うほどのものだったら問題にはならなかった。ただの悪口だったり感想だったから問題になったというのならそれはそれでわかる。
— 志らく (@shiraku666) May 31, 2018
立川志らくさんは、コメンテーターという立場上、政治的な問題等に関してもコメントを求められる場面が多くなっていますが、どの発言を取ってみても右翼であると決定づける要素とはならなそうです。
まとめ
落語家という肩書だけはでなく、様々な分野で活躍されている立川志らくさん。
歯に衣着せぬ発言が話題を呼にでいますが、視聴者等から批判を受けたり、時には嫌われてしまう事もあるようです。
奥様である酒井莉加さんのSNSに、ご自身についての悪質な書き込みがされた時には、アカウントを凍結させる等の警告をしました。
家族が巻き込まれているのを見て、許せなかったんでしょうね。
しかしながら、しばしば炎上してしまうTwitterは、90,000人ものフォロワーを抱えるほどの人気となっています。
また、立川志らくさんと師匠の談志さんは、周囲の人の証言からも似ていると言えるようです。
約25年もの長きに亘り、師弟関係を築いてきたのですから自然な事と言えると思います。
ですが、談志さんが生前あまりしてこなかったマルチな活動により、談志さんにはない才能を発揮されていますよね。
今回、「右翼なのでは?」とされる事実について、決定的な判断はできませんでした。
師匠の談志さんについては、自身のTwitterで『右翼の名誉顧問』であると述べていますが、立川志らくさんについては、コメンテーターという立場上、政治的な意見も多く求められる中で出てきたウワサなのかもしれません。
活躍の幅を広げている立川志らくさんだからこそ、SNSが炎上したり、様々な憶測が飛び交う事も多くあります。
発言の影響力の強さが伺えますよね。
今後も益々芸の幅を広げていって、新たな分野での活躍が見られるかもしれません。
参考サイト
SANSPO.com
デイリースポーツ
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