
2013年に大ヒットドラマ『半沢直樹』のネチネチした悪役ぶりが記憶に新しい手塚とおるさんですが、悪役ばかりのイメージが定着しています。
現在TBSで放送されているドラマ『クラブメゾン東京』の江藤オーナー役でも、その悪役ぶりが「心の底から憎たらしい」とネットで話題になっています。
なぜ、手塚とおるさんは、こんなにも悪役ばかりなのでしょうか。
演技へのこだわり、これまでの悪役のエピソードについて調べてみました。
手塚とおるは悪役キング!!本当に恐くて嫌なヤツだwww!
手塚とおるが悪役キングと言われるようになった代表作が『半沢直樹』です。
ネチネチした悪役がいるからこそ、ドラマが盛り上がり、視聴者が釘付けになります。
確実にドラマのヒットに一役を買ったと言えるでしょう。
手塚とおるさんは他にも悪役で多数出演しておりますが、なぜ、悪役が多いのか調べてみました。
手塚とおるは悪役キング!!
手塚とおるの悪役を演じた作品を見てみましょう。
①『半沢直樹』で古里則夫役
ネチネチ悪役キャラで、上にはこびへつらい、下には高圧的であり、極端に態度の変化があります。自分の立場が悪くなると平身低頭してしまう、小物な空気もありました。
②『クラブメゾン東京』で江藤オーナー役
クラブメゾン東京にスパイシェフを送り込んだり、シェフを金銭買収しようとしたりなど、度を超した役です。
③『HERO』東京地検の上席検事
主役の久利生公平(木村拓哉)の捜査や検証に対して、さんざん嫌味を言った挙句に首を言い渡す役でした。
他にも悪役で多数出演していました。
『華麗なるスパイ』では爆弾を操るテロリスト。
『ゴッドハンド輝』では暗躍する悪徳医師。
『マジすか学園』では女子生徒を盗撮する教師。
などなど、本当に悪役ばかりです。
こんなにたくさんの作品に出演し、そのほとんどが悪役ばかりの手塚とおるは、まさしく悪役キングという事がわかります。
手塚とおるは悪役が多いわけそのこだわり!?
手塚とおるはナゼ、悪役が多いのかという事に、次のように述べています。
「監督やキャスティングの人が、僕の中にある"過剰さ"を面白がってくれるからかもしれませんね。オファーの内容を見ると『こういう役を僕に振ってくるんだ』と感じますし、『どの役のどんな演技を見て琴線が触れたのかな?』と興味を持ちます。映像の場合はあとでOKカットを見たときに、『あっ、これだったんだ』と正解がわかって面白いですね。
引用:マイナビニュース
そんな手塚とおるのこだわりが”過剰さ”です。
”過剰さ”が本当のリアリティを作ると思っているそうです。
だから、口調や独特の言い回しが、監督やキャスティングの人を魅了しているのでしょう。
それは、私たち視聴者も同じく、手塚とおるの独特な演技に魅了されてしまいます。
手塚とおるは悪役!本当に怖くて嫌いな奴だ!?
悪役の過剰さを求める手塚とおるさんですが
その悪役ぶりを彷彿させるエピソードについて調べてみました。
手塚とおるは悪役!本当に怖くて嫌いな奴だ!?
手塚とおるは『半沢直樹』で共演した堺雅人との舞台について次のように話していました。
「当時“堺くん”はまだ大学生で、僕の役はマクベスでした。横浜の不良という設定のマクベスなんですけど、僕はこういう人間なので、セリフ忘れたときにバタフライナイフを使って、手とかをちょっと切って血を出して、お客さんを驚かせたんですよ。顔面に血を塗りながら『セリフ何だっけかな』と思い出していたのですが、多分そういうのが面白いなと思ってくれたんじゃないですか」
引用:マイナビニュース
何とも言えない驚きのエピソードですね。
セリフを忘れたから手を切って血を出すとは、アドリブの力が常人離れしていますね。
そこまで過剰さを追求する手塚とおるには、恐怖すら感じます。
客が驚いている間にセリフを思い出そうとするとは、なかなか狡猾な手口と言えます。
そういった、手塚とおる本人の核となっている人間性が、役にも反映されて、ここまでの評判を得ているのでは、ないでしょうか。
手塚とおるの悪役ぶりは出演者も気づかない?!
AKBと共演した時のエピソードで、手塚とおるの演技の魅力が次のように説明されています。
「あれは秋元康さんが割と推してくれたんですよ。『AKBの子たちはまだお芝居をちゃんとやったことがないから、本気で気持ち悪がらせてくれ』という意図でした。つまり『セクハラしてくれ』というリクエストなんですよ(笑)。監督さんからも『この子たちは何も知らないので、この人は本当に怖いんだ』と思わせて」と言われたので、その視点から演技を組み立てていきました」
聞けば、実際に気持ち悪がられていて、時間がたってから『あれ、お芝居だったんですね』と気づかれたという。
引用:マイナビニュース
共演者が勘違いするほどの演技力は凄いです。
本人も自覚しているようですが、皆から嫌われるような気持ち悪い演技の上手さも、手塚とおるの魅力と言えます。
まとめ
手塚とおるに悪役が多い理由は、彼のこだわりである“過剰さ“が皆さんを惹きつけているから。
悪い評判が褒め言葉となる状態で、そんな評判が多ければニーズが生まれるからなのですね。
『最も人気のある嫌われ俳優』という事になり、これはさぞかし、悪役冥利に尽きる事でしょう。
今回、色々と調査して、手塚とおるの悪役を見る事が楽しみになってきました。
今後も注目の俳優ですね。
参考資料:
Wikipedia
マイナビニュース
Yahooニュース