2016年6月29日未明(日本時間)
以前から観光が特に危険とされていた
トルコ共和国の空港にて自爆テロがあり
3人が自爆、少なくとも31人が死亡し、
147人が負傷しており、
死者数はまだ増えるという事だ。
トルコの最大都市イスタンブールの
アタチュルク国際空港は事件当時は
28日の夜で犠牲者の大半はトルコ人
だが、外国人も含まれているようだ。
犯行声明は、今現在は出ていないが、
ISによるテロの可能性が大きい。
トルコ観光は危険!!!
トルコ共和国は観光先としても人気だが
IS支配地域と隣接している。
昨年より主要都市ではISや、
クルド武装勢力によるテロが相次ぎ、
観光旅行は危険とされていた。
そのため外務相は、トルコ東南部の
危険情報を最上位に格上げし、
注意を促していた。
引用元:外務相海外安全ホームページ
だが今回は危険レベル1と低目に想定
されていたイスタンブールが悲劇の場所
となっている。
日本の各、旅行会社も
ツアーは継続しており日本人の犠牲に
なっている可能性もある。
またトルコ共和国も、昨年から継続中の
空港の保安体制強化中に起きたテロ行為
に、大きな衝撃を受けている。
治安レベルや国の危険情報などは、
テロ行為の前には無力であると、
今回の事件では判断できる。
世界中の全ての主要な地域がテロの
対象とされてしまうのだ。
もちろん、日本も例外ではない。
だが強いて言えば、やはり
危険情報として想定された地域は
特に危険であるとして参考にすべきだ。
危険レベルは以下のとおりだ。
安全対策の4つの目安(カテゴリー)
レベル1:
「十分注意してください。」その国・地域への渡航,滞在に当たって
危険を避けていただくため
特別な注意が必要です。レベル2:
「不要不急の渡航は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は
止めてください。
渡航する場合には
特別な注意を払うとともに,
十分な安全対策をとってください。レベル3:
「渡航は止めてください。」
(渡航中止勧告)その国・地域への渡航は,
どのような目的であれ止めてください。
(場合によっては,現地に滞在している
日本人の方々に対して退避の可能性や
準備を促すメッセージを
含むことがあります。)レベル4:
「退避してください。
渡航は止めてください。」
(退避勧告)その国・地域に滞在している方は
滞在地から,安全な国・地域へ
退避してください。
この状況では,当然のことながら,
どのような目的であれ
新たな渡航は止めてください。引用元:外務相海外安全ホームページ
トルコ観光は危険だが
トルコ観光は危険!とはいえ、
トルコ共和国は魅力的な国である。
代表的な観光地である、
イスタンブール、トロイの木馬、
パムッカレの石灰棚などは、
トルコ共和国の西側、ヨーロッパよりに
位置しており、旅行会社がツアーを継続
していたのも、頷ける。
だが前述のとおり、テロの前には
安全地域など存在しないのだ。
今や、上記の表でいえば、
世界中の主要都市がレベル1と言える。
危険レベルの高い中近東とその周辺には
もう、自分の存命中に行けることは
無いのかも知れないと思うと、
残念でならない。