高田萌生投手が巨人一軍へ!ドラフトや明徳義塾からの成績は?

「松坂2世」の呼び声がある、
巨人の2016年のドラフト5位の
高田萌生(たかた・ほうせい)投手が
一軍昇格を果たした。

明徳義塾中時代に四国のベスト4進出を
果し、創志学園で春夏の甲子園に
出場した際には「松坂2世」として
注目を浴びた。

松坂大輔に憧れていた、カブトムシが
好きな少年が一軍に出場するまで、
彼はどの様な成績を残してきたのか?

 

巨人高田萌生投手が好成績で一軍へ!

 


2018年7月29日の巨人対中日戦で、
明徳義塾から創志学園を経て、2016年に
ドラフト5位で巨人入団の高田萌生投手
の一軍初登板の可能性が大きくなった。

ドラフト指名以来、三軍戦にも登板を
重ねて地道に成績を積み上げ、二軍では
イースタンリーグトップの成績を
残すまでになった。

明徳義塾時代から檜舞台に上がっていた
高田萌生投手が一軍登板に届く所まで
きた背景には、ある大投手への憧れが
あった。

高田萌生投手の特徴は?


高田萌生投手の投球スタイルは、彼が
明徳義塾に入る以前からの松坂大輔の
マニアという事もあり、投球フォーム
からスタイルまで松坂大輔に似ていると
言われている。

腕の振りの鋭さもあってストレートにも
伸びがあり、球速は最速で154km/hを
叩き出し、変化球も大小のスライダーと
カーブ、フォークを操る。

しかしコントロールの面で課題を残して
おり、これを克服すれば一軍で成績を
残せると見て間違いは無い。

そして彼の人物像を一言で言い表すと
創志学園時代の話では「科学者」的
といわれている。

つまりドラフトを経て一軍の投手として
成長するに当たって、ピッタリな
取捨選択をしようとする姿勢があると
いう事である。

その為に、苦手としていた中・長距離の
トレーニングも自主的に行っている
事から、明徳義塾の頃から制球面で難が
ある事を自覚していると考えられる。

また、過去にも高田萌生投手の方法論で
彼の所属する巨人の一流選手を真似て、
ドラフト上位指名で無くとも一軍で
成績を伸ばした選手が存在した。

過去にも「真似」た選手がいた!


「学ぶ」という言葉は「まねぶ」という
言葉が由来であり、過去にも一流選手を
1つの型に見立て、自らをコピーとして
レベルアップをした選手が活躍した
例があった。

1971年に南海にドラフト4位入団の
片平晋作内野手(外野手も経験)は、
「世界の王」の巨人の王貞治内野手と
そっくりの一本足打法で有名になったが
これは彼が王選手を「まねぶ」事で
打棒を発揮しようとの狙いであった。

ユニホームの着こなしまで王選手と
そっくりにしていた彼は、王選手程の
数字は残せなかったものの、1979年に
レギュラーを確保してリーグ5位の
.329の打率を残したばかりでなく、
西武時代の1983年には王選手同様に
一塁手でのダイヤモンドグラブ賞を
獲得した。

巨人の高田萌生投手も松坂大輔投手を
「まねぶ」事で成長をしようとしている
事と思われるが、彼の明徳義塾中学時代
以来の成績はどの様な物であったのか?

 

ドラフト5位高田萌生投手が一軍へ!明徳義塾からの成績は?

 


二軍で好成績を残し、一軍登板も夢では
無い巨人の高田萌生投手の球歴は、
小学校3年時にソフトボールを始めた事
が最初であるが、彼が野球に転向した
きっかけは、「平成の怪物」松坂大輔の
甲子園の活躍で影響を受けた事による。

そして上述通りに明徳義塾中学で
軟式野球で四国のベスト4に入ったが、
岡山県新見市出身の彼が高知の明徳義塾
中学に入ってゼロから野球を始めた事は
当時の彼にとってはドラフトの巨人入り
以上に大きな決断であった事は
想像に難くない。

高田萌生投手がその後創生学園から
ドラフト5位で巨人の指名を受けて一軍
デビューに手が届く所まで来た成績は
どういう物であったのだろうか?

創志学園で「松坂2世」として注目を浴びた!


軟式野球の名門である明徳義塾中学で
好成績を残した高田萌生投手は、
その評判からまだ創部したばかりの、
彼の地元の創志学園より声がかかり、
また本人も今度は地元の高校から
甲子園に行きたいという思いがあった
事から、相思相愛の形で創志学園に
進路を決めた。

この彼の決断は、成績を残せる甲子園の
常連校に進むよりも困難な道を選んだ
訳で、明徳義塾中学に進む時以上に
大きな決断であった事は間違い無い。

創志学園では1年時よりベンチ入りを
果たし、2年時に主力投手として
中国大会で優勝を果たす。

そして3年時に甲子園出場を果たす事に
なったが、その投球フォームは
高田萌生自身が憧れた松坂大輔そっくり
であった。

また球速も、本人の身体能力もあって
150km/h以上をマークし、「松坂2世」
としてプロ野球のスカウトの目に
留まった。

甲子園では1回戦敗退で涙を呑んだが、
2016年のドラフトで巨人から5位指名を
受け、契約金3500万円、年棒500万円で
仮契約を結び、入団に至る。

巨人入団後の高田萌生投手の成績


巨人にドラフトで指名されて明徳義塾の
頃のように運が向いてきたと思われた
高田萌生投手であるが、彼の1年目は
3軍で経験を積んで1年間投げられる
体作りに当てられた。

そして2年目となる今年は二軍で先発の
ローテーションに入り、5勝2敗で
防御率3.14の成績で、3完投と2完封は
リーグトップであり、高校から
ドラフトで入団の投手としては順調な
成長をしている。

また2018年7月12に行われた
フレッシュオールスターゲームでも
1回を全て速球で、しかもたった5球で
切り抜ける投球を見せた。

一軍への昇格の上で課題とされた
コントロールも、四球も無く終えた試合
が2試合あり、進化がみられる。

そして今、巨人の一軍は広島に3連敗を
喫して自力優勝が無くなってしまったが
高田萌生投手の登場は巨人逆襲の
切り札になるかどうかは非常に楽しみに
なるであろう。

 

まとめ

 


高田萌生投手の体格は、身長178cmで
体重75kgであり、決して大柄な部類の
選手ではない。

しかし明徳義塾時代からプロの注目に
値する成績を残し、ドラフトで巨人に
入団後は一軍に引き上げられても
おかしくない投球ができるまでになった
背景には、松坂大輔への憧れがあった。

東京ドームで彼が躍動する時、
「怪物」の復活を見る事が出来るか
どうか、非常に楽しみである。

参考サイト
スポーツ報知

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