今日はなんて日だ。
蓮舫代表の辞任に続き、
稲田朋美防衛相までが辞任する。
辞任理由は、失言は関係なく、
南スーダンPKOの日報問題での
混乱の責任を取るというものだ。
ここで、女性議員2人の資質を
比較されてしまうのだろうが、
この2つの辞任は、
全く異質のものである。
稲田朋美防衛相の辞任理由は
南スーダンPKO日報問題
稲田朋美防衛相が辞任すると発表され
蓮舫代表辞任とのダブル辞任で、
世間は騒がしくなっている。
稲田朋美防衛相の辞任理由は、
予てから失言の多い事は無関係で、
南スーダンPKO日報問題である。
稲田朋美防衛相は良くも悪くも
話題に登り続けた女性議員。
蓮舫代表の辞任会見は当然、
稲田朋美防衛相も見ていただろう。
その事と稲田朋美防衛相の辞任は
無関係とされるであろうが、同日に
与党と第一野党の女性議員の顔となる
両名が辞任するとなると、
世間は情報確認で大忙しとなる。
辞任理由は南スーダンPKO日報問題
今回、
稲田朋美防衛相の辞任理由とされる
南スーダンPKO日報問題とは何か?
蓮舫議員の二重国籍問題のように
インパクトのある案件では無い為
知らない方も多いようなので、
簡単な説明をしておく。
南スーダンPKO日報問題とは、
南スーダンにPKOで派遣されている
陸上自衛隊が『廃棄した』と、
当初主張していた日報の資料が実は
電子データという形で陸自内部に
保管されており、この事を隠蔽した
という事案の事だ。
この日報には、陸上自衛隊の現地での
活動内容が記録されている重要文書
であり、取扱に身長差が求められる。
当初は、日報は破棄したとしていたが、
電子データという形で残っている事を
追求されている。
ここから、文民統制や隠蔽擬態など、
様々な問題が付随して来た。
この事は、PKO派遣を決行した
安倍政権のウィークポイントとなり
一連の安倍おろしの一案件となった。
辞任理由は失言ではない!
稲田朋美防衛相の問題点
稲田朋美防衛相の辞任理由は
南スーダンPKO日報問題であった。
『かわいい』『ファッション』
『マツエク』など、女性として色々と
検索されていたが、
稲田朋美防衛相を語るに欠かせないのは
数々の問題点と失言である。
今回、辞任理由となった、
南スーダンPKO日報問題では、
稲田朋美防衛相は、
憲法違反に該当させないために
『戦闘』を『武力衝突』に言い換えた
と批判されている。
そして、アジア安全保障会議に
出席した稲田朋美防衛相は、
人の見た目の良し悪しに関した
『グッドルッキング発言』
で、これもまた非難されている。
また、稲田朋美防衛相は
他の国会議員の政治資金パーティー
での白紙領収書の問題では
政治資金規制法の違反であると
指摘され、
自民党の都議選立候補者の集会では
「防衛省、自衛隊、防衛大臣としても
お願いしたい」
との稲田朋美防衛相の発言で、
公職選挙法違反の疑いまで指摘された。
森友学園問題では、国会にて
法律相談を受けた事も、
裁判を行なった事も無いと発言するも
民事訴訟で代理人弁護士として
出廷していた事が判明し、
発言の撤回と謝罪に至った。
そして、大変デリケートな核保有に
関して、稲田朋美防衛相は
長期的には日本独自の核保有を単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき
引用:雑誌・正論
と2011年に発言し、現時点では、
核保有に関しての検討は否定しているが
将来的な核保有は否定しなかった。
また、靖国参拝も野党から批判された。
これほど穴だらけの大臣は稀有であり、
支持率の高い安倍政権下だったからこそ
今日まで辞任せずに来られたが、
その安倍政権の支持率も加計学園問題で
遂に急落し、庇い切れない状況に
陥ったのだろう。
今後は、内閣再編を予定しているが、
何をやっても批判は止まず、
党内外からの安倍おろしの気運も
続くと見られており、
蓮舫議員が民進党代表の間に、
解散総選挙に打って出る事が最善との
見方もあったが本日、手遅れとなった。
だが、
自民党以外に政権を任せられる政党は
特に見当たらない現状があり、
支持率の低迷したまま、安倍政権が
存続して行くようにも思える。