ブラックマンデーとは何?原因や日経平均とドル円為替のチャートなどわかりやすく説明します!

ドル円の為替レートが1ドル140円台で
あった30年前の「ブラックマンデー」
以来、経済パニックは10年周期で起こる
といわれている。

アメリカ株の暴落が原因で東京株式市場
の株価が1000円以上値下がりした為に
日経平均株価の下落が止まらない。

リーマンショックから10年経つが、
今回の暴落とは、わかりやすく言えば
経済上で何かがあるサイクルの
証明なのか?

 

ブラックマンデーが起こった原因とは!? 当時のドル円の為替レートは?日経平均株価暴落からの回復の理由をからわかりやすく説明する!

 


1987年10月19日、ドル円の為替レートは
ドル安が進行していたさなか、
ニューヨーク証券取引所で発生した
史上最大の株価暴落があり、
それが原因となって為替変動はそれ程
でも無かったが、
後日、東京で日経平均株価の過去最大の
暴落を引き起こした。

後にこの株価暴落の日は
「ブラックマンデー」と呼ばれ、
わかりやすく言えば日経平均株価の
最大の暴落と為替レートの協調の破綻の
象徴として人々の記憶に残る
事件になった。

因みに当時のドル円は1ドル140円台に
なっていた。

このブラックマンデーの直接の原因は
結論からわかりやすく言えば3つある。

一つ目は損失を最小限にする為に株価が
一定の値段以下になると自動的に株を
売り出す、わかりやすく言えば損切りの
機能である「自動売買プログラム」が
株売買をする投資家のパソコンに付いて
いた事。

二つ目はあらかじめ為替レートを予測し
ある時点での通貨の交換の期日を予定を
立てて外貨の価値変動の損失を抑える
「為替ヘッジ」を行っていなかった事。

三つ目は日本と違い、株価にストップ高
とストップ安が存在せず、株価が
際限なく上下動する可能性が
あった事である。

ここで当時のアメリカの経済状況を
わかりやすくまとめておこう。

1987年当時のアメリカは、財政赤字と
貿易赤字が両方とも赤字であるという
「双子の赤字」も苦しめられていた。

その2年前の1985年には
プラザ合意でアメリカの貿易赤字を
減らす為にG5(アメリカ・日本・
イギリス・西ドイツ・フランス)各国の
外国為替市場での協調介入でのドル高の
改善が取り決められた。

だが、皮肉にもドル円が一週間経たない
うちに1ドル210円台までにドル安が
進行し、それが原因となってインフレと
景気後退の危険性が表れてしまった。

そこで1987年2月にルーブル合意で
G7(アメリカ・日本・イギリス・
西ドイツ・フランス・イタリア・
カナダ)によるドル安に歯止めをかける
合意が行なわれた。

そこでG7各国は歩調を合わせて金利の
上げ下げを行う必要があったにも
関わらず、西ドイツは国内のインフレを
懸念し金利を高い方向に誘導した。

そこでG7各国の足並みが揃わなくなって、
ルーブル合意の意味が無くなり、
上述の投資家の行動が重なって
ブラックマンデーが引き起こされた
次第である。

ブラックマンデーが原因で翌日以降は
世界同時株安となり、日経平均株価も
日経平均株価も3,836.48円安という
14.9%の下落となり、
終値が21,910.08円という、
史上最大の大暴落となった。

しかしこの様な日経平均株価の下落が
あったが、当時の竹下登総理が
日本銀行総裁澄田智に円高不況対策の為
低金利政策を実行する目的で、澄田智に
利下げを行う様に提言した。

そしてドル円は「ドル高円安」と言われたバブル景気もあって
1988年3月には株価はほぼ
元通りに戻った。

当時のドル円の為替レートを象徴する
日本のブラックマンデーからの復活劇が
あった訳だが、この後「7」が付く西暦の
年には日経平均株価の暴落の様な
一大事が起こると言われてきた。

わかりやすく言えば経験則に基づいた
意見なのだが、今回の日経平均株価の
下落の原因は何なのだろうか?

 

日経平均株価値下がりはブラックマンデーの再来!? 今回の株価暴落の原因とは?ドル円の為替チャート参照でわかりやすくまとめる!

 


2018年2月6日のアメリカの株の暴落が
原因で、東京株式市場の株価は1000円
以上も値下がりし、日経平均株価は再び
大きく下落し、まさにわかりやすく
言えばブラックマンデーの再来を
思わせ、世界的にも株安が
止まらない状況である。

2018年2月8日18時40分現在の
為替チャートを参照してみるとドル円の
為替は109円の後半で推移しており、
今後のドル円の為替レートは欧米諸国の
株動向に左右されるという想定もある。

だが、市場関係者によると、
今回の日経平均株価の急落は一時的では
あるものの、それとは別に乱高下は
しばらく続くと見ている。

しかし意外な事に、日経平均株価が
下がった原因であるアメリカの株の急落
のきっかけとは、1月度の雇用が好調で
あった事によるもので、サイクル的な
関係でよく語り草になる
わかりやすく言えばブラックマンデーの
時の様なシステム上の不備による
物ではない。

そもそもアメリカの経済は、
景気が上向きになっても低金利状態が
続く「適温経済」と言われ、G7諸国の
金融緩和のおかげで、企業は低金利で
資金調達が可能であった。

米連邦準備制度理事会(FRB)によると
ここ2年間の利上げは非常に緩やかに
進んできており、株価には大きな影響が
見られなかったが、2018年2月2日の雇用
統計によると市場予想の想定以上に賃金
が上昇した。

そこでFRBは景気の上昇を抑える為に
利上げベースを上げると見たが、
アメリカの長期金利が年2.85%にまで
上昇したが企業への影響が懸念された
為に株価が急落したという訳である。

しかしながら1987年のブラックマンデー
以来、10年に一度金融危機がやって来る
という経験則から、いよいよ来る物が
来たか、と腹をくくった人も多かったと
考えられる。

だが、現在のアメリカの状況とは
ブラックマンデーの再来が原因で
日経平均株価が急落し、ドル円の為替
レートに海外の株動向が反映されると
いった程の物では無い様だ。

わかりやすく言えばアメリカの景気は
拡大が見込める状況なのである。

海外経済の失速で輸出が伸び悩む動向も
インフレ率が目標値より低い訳でも
リーマンショックの様な不動産バブルも
無いのだ。

この事実とは、基本的な条件に心配する
要素はゼロとは言えないにせよ、
すわブラックマンデーの再来かと感じて
原因を見極めもせずドル円の為替レート
から株動向に一喜一憂し、日経平均株価
がどうなったかと情報を集めるといった
様にわかりやすく反応する必要は
そう無いという事なのだ。

ドル円の為替レートでドル安が進行して
いた時点で日経平均株価が暴落した
引き金になった
30年前のブラックマンデーの原因とは、
投資家側のシステムの不備にもあった事
を忘れない事が、わかりやすく言えば
株を行っている人に必要な慎重さと
言えるだろう。

 

まとめ

 


ブラックマンデー1 とは1 原因1 日経平均1 ドル円1 為替1 わかりやすく

1987年のブラックマンデー以来10年周期
で日経平均株価で波乱が起こってきたが
今年はリーマンショックから10年、
サイクルで言えば何かあっても不思議は
無いともいえる。

しかしながら近年のアメリカの状況を
考慮した上でドル円の為替レートから
諸外国の株動向を考察する必要性が理解
出来たならば防げた事とも考えられる。

ブラックマンデーの原因とは何かを
考える事は、わかりやすく言えば
投資家としてのセンスを考える事にも
なる。

参考サイト

//www.mag2.com/p/news/349112
//www.news24.jp/articles/2018/02/06/06384941.html

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