古綾瀬川は埼玉県の越谷市と草加市に
渡って流れる一級河川だが、
１１日に青緑色に変色し多量の魚が
浮いているのが発見された。
変色原因は化学工場から流れ出た
有害物質の塩化銅である事が
埼玉県の調査で分かった。
塩化銅は毒性がある物質だが、
この件で人体への影響はあるのか
調べてみよう。
古綾瀬川変色原因は塩化銅！草加市化学工場どこ？
古綾瀬川が青緑色に変色し、
近隣住民や川の変色を見た人は
その異様な光景に驚きを隠せない。
埼玉県の調査により、
１１日の古綾瀬川の変色原因が
塩化銅である事が、
埼玉県の調査で明らかになった。
古綾瀬川は青緑色に変色していて、
この青緑色は塩化銅の色が
発色しているものと思われる。
埼玉県によると、
古綾瀬川の変色原因となった塩化銅は
草加市付近の化学工場から流れ出た
塩化銅を含む工業廃水が
変色原因であると
言われているようだ。
原因の塩化銅の化学工場はどこ？
古綾瀬川を青緑色に染めた変色原因の
塩化銅を川に流した化学工場は
どこにある化学工場なのだろうか？
埼玉県は草加市の隣の
八潮市にある化学工場から塩化銅が
流れ込んだと特定しているが、
変色している古綾瀬川の周りは
工場が多い場所の為、
青緑色の変色原因と
古綾瀬川に多量の水生生物が
浮かんだ原因を、
現在も詳しく調査中であるという。
もし、業務用排水を貯めておくタンクの
老朽化などが原因の事故だとしたら、
他にも同様の問題を抱える工場は
多くある事が考えられる。
ここはしっかりと調査を行い、
未来へ美しい自然環境を残すためにも
国や地方と民間企業で力を合わせて
対処してもらいたいところである。
塩化銅の毒性と人体影響は？
古綾瀬川を青緑色に染めた変色原因の
塩化銅だが、今回の古綾瀬川の件で
塩化銅の人体への影響は
どれほどあるのだろうか？
古綾瀬川に流れ込んだ塩化銅による
人体への影響と、
塩化銅の毒性や人体へもたらす
影響について調べてみよう。
古綾瀬川の塩化銅による影響は？
古綾瀬川は埼玉県を流れる一級河川で
綾瀬川に合流する川である。
古綾瀬川は昔は綾瀬川本流だったが
人間の手で改修され古綾瀬川となった。
古綾瀬川は市街地を流れる事で、
もともと水質が悪い為に浄化施設が
設置されていて、
水道など生活用水には
使用されていない。
埼玉県の発表によると、
古綾瀬川に塩化銅が流れ込んだ事で
塩化銅の毒性によるけが人や
体調が悪くなった人はおらず、
今のところ人への影響の報告は
されていないらしい。
塩化銅の毒性と人体への影響について
塩化銅の毒性と人体への影響だが、
塩化銅は劇物に指定されていて、
誤飲した場合に致死量が2−20g、
刺激性が著しく大きいものの部類に
指定され、毒性も高い為に
取扱い方にも規制がある。
塩化銅の人体への影響として、
純正化学株式会社の安全データシートに
わかりやすい記載があった。
塩化銅は誤飲すると毒性があり、
人体にも皮膚刺激、強い眼刺激があり、
アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ
生殖能や胎児への悪影響の
おそれがあるとされ、
水生生物に非常に強い毒性もある様だ。
多少でも触れてしまった可能性がある
場合、すぐに医者に診せ診断してもらい
手当を受ける必要のある
非常に危険で毒性の高い物質として
記載されている。
また、塩化銅は絶対に自然環境へ
漏らしてはいけないと取り扱いを
定めていて、破棄は国の指示に
従う事になっているようだ。
今回の古綾瀬川への塩化銅の流出は
起こってはいけない事が起きてしまった
という事がよく分かる。
塩化銅の取り扱いは
必ず保護具をつける必要があり、
手袋、呼吸用保護具、保護メガネの
使用後は汚染箇所をよく洗うようにと
記載されていることから、
古綾瀬川に訪れた人は色がきれいでも
絶対に川の水に触れないように注意する
必要があると思われる。
自然を壊すのは一瞬で出来るが、
美しい自然を戻すのはとても長い時間が
必要で根気がいる。
人間の傲慢による環境破壊は
いつになったら終わるのか、
今回の古綾瀬川については
ただ残念という言葉しかない。
参考：//www.pref.saitama.lg.jp/a0505/chitengaiyou/57.html
//www.hochi.co.jp/topics/20171112-OHT1T50314.html
//junsei.ehost.jp/productsearch/msds/18605jis.pdf
他
