将棋の羽生善治が竜王戦において
渡辺明竜王に勝利をし、
永世竜王の資格を獲得した。
(永世七冠)
だが、この永世竜王とはどの様な
資格を意味するのだろうか?
それと同時に、将棋の資格や称号の
ランクに関して整理してみよう。
羽生善治の永世竜王とは!?
あの羽生善治棋聖が前人未到の
永世七冠に輝いた!
竜王戦において
タイトルを獲得し、永世竜王の資格を
獲得した訳であるが、そもそも
この永世竜王や永世七冠とは
どの様な意味なのだろうか?
この永世竜王の意味が何なのか
理解できれば、より一層羽生善治の
凄さが実感出来るだろう。
永世竜王とは何か?
これは簡単に言ってしまえば、
将棋には様々なタイトルがあり、
その内の竜王戦において
通算7期か連続5期の勝利で
竜王の資格を保持した者だけに
認められる資格という訳である。
つまり、竜王という資格とは
竜王戦においてタイトルを獲得
したという意味を成しており、
「永世」という言葉が付くには
通算7期か、連続5期の勝利を
以って獲得できる資格なのだ。
また、永世竜王と名乗るのは
基本的には引退後の様である。
従って、現役として活躍
している内は、永世竜王とは
名乗りはしないがタイトルは
きちんと保持している状態となる。
今回、羽生善治は竜王保持者である
渡辺明竜王を4-1で下して、
晴れて竜王のタイトルを獲得。
並びに、永世竜王の資格を
得たという事になる。
実は、羽生善治は永世竜王の
資格を取るのにはかなり苦労を
していたのである。
世間的にはそうではないかも
知れないが本人としては、
長い年月を掛けてやっとの事で
獲得する事が出来た永世竜王。
羽生善治は今回の永世竜王獲得を
以って前人未到となる永世七冠を
達成した事になるのだ。
永世七冠とは即ち、
羽生善治が所有する永世資格は
永世竜王含めて、全部で7つ
所有するという、とんでもない
記録を打ち立てた事になる。
将棋のタイトルには8つの
タイトルがあり、その内の
1つ叡王では永世の資格は無い。
8-1=7 と言う事で、
永世七冠に輝いた羽生善治は
将棋の永世のタイトル全てを
獲得した事を意味するのだ。
これぞ、稀代の天才という他
ないだろう…
この永世称号を歴代で獲得した数が
多い棋士として名があるのが
大山康晴15世名人、
中原誠15世名人
の二人で、両者共に5つの
永世資格を所持していた。
大山康晴名人も中原誠名人も
将棋界では知らない人は居ない
だろうという程に名も知られ、
実力を兼ね備えていた棋士であるが、
その二人を今回羽生善治は超えた訳だ。
今後の羽生善治が打ち立てる
であろう新たな記録に目が離せない。
永世竜王!意外と知らない将棋の資格や称号ランクに関して!
では、前述の永世竜王を含めて
将棋の世界にある資格や称号の
ランクに関して確認してみよう。
将棋の世界には8つの資格・称号が
あると先ほど書いた訳だが、
その将棋界の8つの資格・称号
を一覧して見てみよう。
それが、
永世竜王
永世名人
永世王位
名誉王座
永世棋王
永世王将
永世棋聖
叡王
の8つである。
この最後叡王のみ今年新設された
資格であり、永世の称号は
実装されてはいない。
そして、これらの資格・称号には
それぞれランク付けがされている。
つまり、この8つの資格・称号の
中でも最もランクの高い資格・称号が
ある訳である。
その一番ランクが高いのが、
羽生善治が今回獲得をした
永世竜王の資格・称号なのだ。
そもそもこの永世という名の付く
資格・称号を獲得出来るのも
将棋界の一部の人間だけなのに、
それを全て制覇した羽生善治の
将棋力たるや否や。
そして、今回晴れて最高ランクの
永世竜王を獲得出来た訳だ。
ちなみに、この永世竜王の
資格・称号を獲得したのは、
羽生善治と、今回対戦した
竜王保持者の渡辺明のみだけだ。
将棋界にこれだけ将棋上手の
名人がいる中で、永世竜王の
資格・称号を獲得出来たのは
歴代で二人だけなのである。
そう考えると、もしかしたら
今の将棋界は歴代の中でも
最高のツワモノがいる将棋界
なのかも知れない。
なんと素晴らしい事では
ないだろうか?
<参考>
//crispy-trend.net/895.html
//www.asahi.com/articles/ASKCZ3K37KCZUCLV00Q.html
//headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171205-00010002-spht-soci