木村拓哉さんといえば、ドラマや映画、バラエティにと、幅広く活躍しており、日本国内で全く知らない人はいないのではないでしょうか。
また、ジャニーズの人気アイドルグループ元SMAPのメンバーであった事も記憶に新しいですよね。
そんな木村拓哉さんは下積み時代を経て、観る者を惹き付ける、自然な演技を習得されました。
しかしながら、その演技力が「ワンパターン」などとバッシングを受ける事もあるようです。
しかしその反面、演技は上手いという評価も受けています。
今回は、その理由についてもチェックしていきましょう。
木村拓哉の演技力?上手いだろ普通に!
木村拓哉さんの演技力は、蜷川幸雄さんによる指導によって基礎が築かれたそうです。
厳しい演技指導や、俳優としての経験を乗り越えて、今では次々と高視聴率をたたき出す俳優に成長しました。
木村拓哉さんの演技の上手い下手が評価されるポイントは、ドコにあるのでしょうか。
詳しく見ていく事にします。
木村拓哉の上手い演技力の原点は?
木村拓哉さんの俳優デビューは1989年。
蜷川幸雄さん演出の舞台『盲導犬』でした。
演出家・蜷川幸雄氏と言えば、超スパルタ鬼特訓でその名を知らない者はおらず、その後も、藤原竜也や小栗旬、吉高由里子などなど、今をときめく俳優達を数多く育て上げています。
「大変どころじゃなかったですよ。
台本自体初めて持ったんで」
と当時を振り返っています。
厳しい演技指導で知られる蜷川幸雄さん。
それは木村拓哉さんに対しても同じでした。
「1ヶ月以上(稽古を)やったんですけど、蜷川さんからの、どういう感じでやってんの?っていうのがなくて。
あるところまで来ると『もう1回!』っていうのが10日間くらい続いて」
今となっては、演技も上手さもベテラン俳優の域ですが、初めから順調というワケではなかったようです。
そんな厳しい指導を受けて出演した舞台は、
「カーテンコールじゃないけど、出演者が一同に介して客席からワーって拍手をしてもらった時に、初めてかな。キラッ、キラっていう、何か(を感じた)」
と振り返っています。
この舞台の出演が、明らかに今後の木村拓哉さんの演技力に、大きな影響を与えたと言えるでしょう。
木村拓哉の演技は上手いだろ普通に!
木村拓哉さんの出演するドラマは、ほとんど毎回高視聴率をたたき出します。
それはただ単に、木村拓哉さんのルックスという強みだけではなく、引き込まれる演技力があるからでしょう。
それが分かるのは、木村拓哉さんの出演する映画の客層です。
演技力だけでなく、『木村拓哉』という存在を観に来ているのならば、その大半は女性客のはず。
しかしながら、男女比は半々くらいの事が多いと言います。
それだけでなく、年齢層も幅広いとか。
木村拓哉さんの演技の特徴は、「熱演」ではなく「自然な演技」だといいます。
その上手い演技に魅了されているという事が、言えるのではないでしょうか。
また、『検察側の罪人』の原田眞人監督は、木村拓哉さんの現場でのこんなエピソードを明かしています。
「トップシーンで、木村さんが突然、“『罪を洗い流す雨はないからな』というセリフを入れたらどうでしょう?”と提案してきたんです。
このセリフは第3稿辺りで台本から削除されたものだったのですが、たまたまその日に雨が降り、ハッと思い出したんでしょうね。」
この作品の全体像を観ているからこその対応力だといいます。
常に役者として、より良いものを目指しているストイックな姿勢も感じられますよね。
Twitter上でも、木村拓哉さんの演技は普通に上手いだろ!という意見がたくさんありました。
https://twitter.com/amagami_1024/status/1175781777601753090?s=20
木村拓哉のあのナチュラルな演技、すごいなぁ…とドラマ観終わってから毎回思う。
— Kiri (@krtmyalg11) September 21, 2019
観てる間は、実際にそういう人が生きて存在しているように思えて、フィクションだってことを忘れてしまう。
木村拓哉という人間に、役を重ねて、役を生きてるんだなあ。すごく惹きつけられる
これからも演技で視聴者を陶酔させてほしいと思います!
木村拓哉の演技はワンパターンなどバッシング理由もチェック!
木村拓哉さんの演技は社会現象になる事もしばしば。
ドラマ内で着用したアイテムが流行ったり、「待てよ」などの名セリフも沢山生まれてきました。
しかしながら、その事が逆に、
「何を演じても『木村拓哉』になってしまう」
という評価にも繋がっているといいます。
バッシングされている理由も合わせて見ていく事にしましょう。
木村拓哉の演技はワンパターン?
毎回注目を集めている木村拓哉さんの演技ですが、
「木村拓哉は何をやっても木村拓哉」
と、揶揄される事も多いといいます。
視聴率もピークの時よりは下がってきており、世間の木村拓哉さんに対する厳しい評価が台頭してきているというのです。
Twitterでもこんな意見がありました。
SMAP・中居正広(43)の演技は木村拓哉(42)よりも評価されているという。木村は主人公になる前提でドラマが作られるのでワンパターンだと関係者は語る。中居は「ATARU」「私は貝になりたい」など難しい役柄を好演している。#パパラッチ #paparazzi #中居正広
— パパラッチ(日本)公式 (@paparazzi_jp) January 25, 2016
木村拓哉の新ドラマを見た。相変わらずのワンパターン演技。良く言えば「いつまでも変わらない。」ということか。伝統芸能ですねー
— キラリ♪ (@purple_bluerain) January 15, 2017
辛辣な意見が多いですよね。
「喜怒哀楽がパターン化されている」
と指摘するファンもいます。
木村拓哉さんの作品を何度も観てきたファンだからこそ、気づきやすい事でもあるかも知れませんね。
それを補っているのが、様々な役柄だといいます。
つまり、様々な職業の役を演じる事が増えてきた事によって、演技のマンネリ化が防げているというのです。
連続ドラマに出演し始めた当初は、高校生や大学生といった、職業というより「等身大」の役ばかりでした。
しかしながら、徐々に自分自身と離れた架空の役を演じるようになってきました。
例えば、13年に放送された「安堂ロイド~A.I. knows LOVE? ~」。
このドラマでは、アンドロイドという突拍子もない設定が話題となりました。
このように、単調になってきてしまったとも言われる演技を、役柄が補っていたという見方をする人もいるようです。
木村拓哉の演技がバッシングされる理由!
今年に入って、
「何をやってもキムタク」
と言われる事に気を揉んでいる事を、木村拓哉さん自身がテレビで語ったことが話題になりました。
ご本人にもそういった声は届いているんですね。
木村拓哉さんの演技がバッシングされる理由として、よく挙げられているのは、
「癖が強い」
という事でした。
癖が強すぎて、医者だろうが弁護士だろうがフリーターだろうが、全部キムタクになってしまうというのです。
その事から、『キムタク演技』という言葉まで生まれたと言います。
しかし、原田監督はこの事に対し、
「そういう意見もわかるけれど、彼の場合、“キムタク”として培ってきた独自の引き出しが多いこと、そして、ファンが期待する“イメージ”に極力応えたいというサービス精神が、長い芸能生活の中で染み付いているのでは?」
と考えていると言います。
確かに、木村拓哉さんといえば、役者だけでなく、SMAPが解散するまでは、バラエティー番組にも良く出演されていました。
そのようなところから、原田監督の言う『サービス精神』が、自然と生まれてきているのではないでしょうか。
また、全部キムタクの演技になってしまう事は、決して悪い事ではないとすると同時に、
「46歳になった彼は、凄まじい経験を積んできているので、むしろこれからは、何もしない方が素晴らしい存在感を発揮できると思う」
と指摘しています。
批判が多い中で、この様に評価してくれる人がいると救われますよね。
まとめ
元SMAPの木村拓哉さん。
そのルックスは今も尚、世の女性を魅了し続けていますが、今回は演技について見てきました。
順風満帆にも見える俳優としての活動ですが、蜷川幸雄さんからの指導は大変厳しいものだったといいます。
蜷川幸雄さんが演出を手掛ける役者としての基礎を学び、高視聴率を次々と叩き出す役者へと成長されました。
ルックスが良い事でも有名な木村拓哉さんですが、その人気は外見だけでなく演技にもあります。
出演映画の客層は、男女比が半々の事が多く、年齢層もバラバラ。
これは木村拓哉さんの、上手い演技に引き込まれている人が多い事を表しているのではないでしょうか。
一方、その演技がワンパターンであるとのバッシングもあります。
ピーク時ほどの視聴率が取れなくなってきて、『キムタク演技』と呼ばれるように、癖が強く、「何をやってもキムタク」になってしまっているとみる視聴者もいるようです。
元SMAPという知名度と、そのルックスゆえに、この様なマイナスな意見も避けられないと思いますが、今後どのような演技を見せてくれるのか楽しみですね。
参考サイト
デイリー
現代ビジネス
YAHOO! JAPANニュース