北海道日本ハムファイターズの
大谷翔平投手が2017年9月12日の
楽天戦で5回2/3を0点に抑え、3回目の
登板で2017年の初勝利を挙げた。
大谷翔平を視察に訪れるメジャーの
関係者が熱視線を送る背景には、本人の
二刀流に代表される持ち味もあるが
ポスティングシステムによる移籍で
用意できる契約金の資金力に
関係無く獲得可能な制度も要因だ。
メジャーリーグ30球団が獲得競争を
繰り広げて勝利するのはどこの球団か?
二刀流大谷翔平メジャーへの移籍移籍を希望!
メジャー各球団による争奪戦は避けられない
2017年9月12日の楽天戦で今季3回目の
登板となった、
北海道日本ハムファイターズにおいて
二刀流で活躍している大谷翔平選手が
2017年の初白星を挙げた。
この試合でようやく今シーズン初めて
「二刀流」大谷翔平がメジャー関係者に
対しても見せることが出来た訳だ。
そして彼はメジャー球団へは海外FA権を
使用できる年齢には達してはいないので
ポスティングシステムによる移籍で
メジャーに挑戦する意思を明らかにした
事が同日に明らかになった。
この日の大谷翔平は未だ球数制限を
受けているので5回2/3という先発投手の
責任イニングを投げて降板となったが、
注目されたのは163㎞/hを計測した速球
ばかりでなく、5回2死の時点で
島内宏明外野手に尻餅をつかせた
スライダーの曲がり方はメジャー球団の
視察団に衝撃を与えた
ここ最近の試合でも、大谷翔平は投手で
結果を残す事が出来ず、視察に訪れた
メジャー球団の関係者にはその意味で
期待に応える事が出来なかったが、
先日の1試合2ホームランの打棒と共に
ようやく二刀流としての実力を披露する
事が出来た。
この事が9月12日に二刀流大谷翔平が
ポスティングシステムによるメジャーの
球団への意思を明らかにした背景である
可能性が高い。
大谷翔平は今シーズンは2017年初めに
右足首の故障を起こしてしまい、また
4月8日のオリックス戦でも左太ももの
肉離れをした事もあり、調整も遅れた為
日本ハムファンに限らず他球団の
野球ファンもまた彼の二刀流復活を
心待ちにしていた。
二刀流大谷翔平がメジャー球団へ移籍を
する際に使用するポスティングシステム
とはどの様な制度なのか?
大谷翔平がポスティングシステムで
移籍する際の 契約金は?
大谷翔平が海外FA権を獲得するのは
順調に行っても2021年となり、そこで
メジャー球団への移籍には
ポスティングシステムの利用が必要だ。
ポスティングシステムとは
日本語で「入札制度」を意味し、
ここの話に限って言えば
1998年に成立した日本とアメリカの間の
移籍に関する制度の事である。
当初は最高額で落札した球団にその選手
に対する独占交渉権が与えられたが
入札額の高騰で2013年に一度失効する。
そこでポスティングシステムの譲渡金の
上限を設定する事となり、
現在においては2000万ドル(約22億円)
の設定額に応じる全てのメジャーの球団
が交渉が可能ではあるが10月31日で
契約終了となる。
この契約は、これまで1年ごとに
自動的に延長されていたが、2017年春に
MLB側からNPB側に改正の申し入れがあり
その継続している交渉が2017年オフには
合意を目指しており、大谷翔平が移籍の
際にポスティングシステムを利用すると
2000万ドルの譲渡金になると思われる。
またMLBでは2016年12月に海外の選手との
総契約金をの上限を規定し、
その規定を適用する選手の年齢を
23歳未満から25歳未満に引き上げた。
その総契約金の上限はメジャーの各球団
ごとに475万ドル、525万ドル、そして
575万ドルのいずれかが決められており、
そして更に契約金上限額の75%まで
トレードによる移籍の対価として
受け取る事が出来る。
この事もあり海外の若いプロ野球選手は
最初はマイナーの選手として契約金が
支払われる事となった。
この制度の恩恵で多くのメジャー球団が
ポスティングシステムを利用せずとも
大谷翔平を安い契約金で獲得が出来る
可能性が出来た。
しかし大谷翔平自身は契約金の既定が
変わった事に関しては多少自分に
影響があろうとメジャー移籍への思いに
変わる事は無いという。
大谷翔平は花巻東高3年時の2012年、
メジャーへの意向を明らかにしたが、
日本ハムは彼をドラフト1位指名し、
二刀流容認の上でNPBからのメジャーへ
行く事の確実性を説き、入団に至った
経緯がある。
2016年に二刀流で日本ハムを日本一に
導いた彼の高度なポテンシャルは同僚の
中田翔選手も舌を巻くほどに昇華し、
年齢の関係でポスティングシステムの
移籍制度を利用する形ではあるが、
いよいよ大谷翔平が本当に夢の舞台へと
旅立つ時がやって来た。
まとめ
海外FA権を獲得して出来る年齢に
なる前までに、二刀流大谷翔平は
選手としての実力が向上した事を示し、
ポスティングシステムによりメジャーへ
移籍となる可能性が大きくなった。
彼を獲得する上でポスティングシステム
以外の方法で多くのメジャー球団が
獲得出来る要素となった
MLBの契約金の制度の改定があっても、
彼のメジャーへの思いはぶれていない。
そして日本ハム球団の懐の大きさも、
ここで大きく評価されるべきだろう。
参考サイト
//www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/09/12/kiji/20170912s00001173224000c.html?feature=related
//news.yahoo.co.jp/pickup/6253861
//news.livedoor.com/article/detail/13604343/
他