10月10日の衆議院選挙の公示を前に
希望の党へ合流を決めた民進党の内部で
希望の党の公認候補選定のやり方に反発
する人達が、新党結成する動きや、
無所属で出馬する等の様々な姿勢を
みせ始めた様だ。
革マル派といわれる枝野幸男氏は1日に
民進党代表の前原氏と協議し、
リベラル派の候補者の受け皿となる
新党結成や無所属での出馬等の選択肢が
ある事を記者団に語った。
枝野幸男の革マル派とは?
民進党代表代行の枝野幸男氏はJR総連
JR東労組から献金を受けていた
事実からも革マル派とされているが、
革マル派とは一体どういった人達を指す
言葉なのだろうか?
革マル派とは日本新左翼党派の1つで、
「日本革命的共産主義者同盟革命的
マルクス主義派」の略称であり、
1962年の革共同第三次分裂により
結成された政治団体で、世界革命の
一環としての日本革命の達成と
共産主義社会の実現を目的としている。
簡単に言ってしまえば、地球上の
全ての人が平等である世界をつくる事を
目的としているという事であるが、
革マル派は2014年の警察白書や
公安白書で「極左暴力集団」「過激派」
として記載されており、公の拠点である
ビルの付近には交番や消防署が建てられ
常に監視をされている状況である。
枝野幸男氏の革マル派は最も大学での
拠点、影響力を持っていて、枝野幸男氏が
追求された献金問題のJR総連や
JR東労組も革マル派の主な
拠点である。
枝野幸男氏の革マル派は左翼・
リベラル派とも呼ばれるが、
小池代表の希望の党は右翼・保守派の
考えの人が多く、それぞれの思想により
日米安保条約や憲法改正などで対立
していて、枝野幸男氏の革マル派は
反対派で、小池代表の希望の党は賛成派
である。
希望の党漏れリベラル派新党!民主党復活!?
民進党と希望の党の合流により、
小池代表による公認候補の選定が
始まったが、「排除リスト」なる
ものが流出している。
これは民進党の議員が希望の党からの
出馬を願い出てもそれを認めず、
排除する人物を前もって選んで決められ
作られたリストだという。
小池代表の「リベラル派の排除宣言」
からもわかるように、希望の党は
前原代表が民進党議員にした「希望者
全員の受け入れ」や「政策や理念の
大きな変更はない」といった説明を
簡単に覆した。
民進党に多く在籍する日米安保条約や
憲法改正に反対するリベラル派の議員は
希望の党から出馬できない為、
無所属での出馬か、民進党内で新党
「民主党」を結成しそこからの出馬か、
様々な可能性が模索される。
もともと民進党は民主中道の立場を
とっているが、やや左よりではないかと
言われていたことから、多くの
リベラル派の議員が希望の党からの
出馬が叶わない可能性がある。
現に民進党は国内で210人以上の
擁立内定していた候補者がいたが、
希望の党は民進党からは150人だけを
選出すると説明し、民進党の候補者が
既に60人以上希望の党へ参加出来ない
事が確定している。
革マル派とされる枝野幸男氏は既に
希望の党への合流が叶わない
リベラル派の民進党前衆院議員らを
集めて新党「民主党」を結成することを
検討しているという。
リベラル派から新党「民主党」を結成した
場合は無所属で出馬する場合と比べて、
比例代表との重複立候補も可能で、
新党「民主党」所属議員として政見放送等
選挙運動も制限がない為に有利となる。
しかし、民進党内のそれぞれの
グループ内でも希望の党へ参加する人と
しない人がいて、新党「民主党」への
参加を慎重になる人も少なからず
いるという。
野党4党共闘への強い思いを発言した
共産党の志位委員長は民進党からの新党
「民主党」結成を歓迎する構えで、
民進党から希望の党へ合流する事に
関しては強く批判すると記者団へ
述べている。
民進党のように大きくなると様々な
思想を持つ人が集まるのは必然の為、
国民からすると政党が分かれて
それぞれがどの様な政策や理念を
持っているのかより明確になれば、
多くの国民がさらに政治に参加し
易くなるように思う。
国民にとっても22日の衆議院選挙迄の
期間は、政治家や政党をよく見る
いい機会になることだろう。
参考://mainichi.jp/senkyo/articles/20171002/k00/00m/010/137000c
//www.jiji.com/jc/article?k=2017093000557&g=pol
//www.nikkei.com/article/DGXMZO21762410R01C17A0PE8000/
他