琉球コイン(仮)はビットコイン的仮想通貨!【沖縄タイムス】投資や換金はどうなるのか?

沖縄で独自に通貨を作ろうとするお話を
4月17日の沖縄タイムスが報じました。

沖縄での特別な通貨の名前は、
仮ですが
「琉球コイン」というのだそう。

なんでもビットコインで使われている
技術を利用した仮想通貨だそうです。

記事には投資を呼び込む意図が
あるように書かれています。

「琉球コイン(仮)」を使った後の
換金も気になるところですよね。

実現するかどうかは分かりませんが、
仮想通貨をよく知らないと、
使うか使わないかの判断も
できないですよね。

今回は、沖縄発の仮想通貨について
見ていきます。

 

 

「琉球コイン(仮)」の使い方。
ビットコインと同じ仮想通貨の換金は?

 


沖縄タイムスの記事を見ると、
「琉球コイン(仮)」は
○仮想通貨である
○琉球コイン←→ビットコイン換金可
○琉球コイン←→円やドルなどと換金可
○ブロックチェーンの技術を利用

となっています。

ビットコインは、
「世界中で同じ通貨が利用できる
メリット」をうたっています。

沖縄発の仮想通貨に使うって
なんだかビットコインの性質と
異なってくる気もしてきます。

例えばオンラインゲーム内でしか
利用できない仮想通貨と
ビットコインは、違うとされています。

しかし、「琉球コイン(仮)」は
限られた場所でしか使えない
以前の仮想通貨と似ている気がします。

まあ、新しいものは色々ですよね。

「琉球コイン(仮)」は、
日本の円と交換できるし
他の国のお金とも交換できるようです。

ともかく、ビットコインの交換所が
きちんとしていれば換金は
大丈夫なようです。

以前にあったビットコイン交換所の
マウントゴックスはダメになったあと、
換金は行ったようです。

ただし、
ずいぶん遅れが生じたそうです。

沖縄タイムスが報じる「琉球コイン(仮)」
は投資になる?その仕組みは?

 


沖縄は観光でも楽しみが多いですし、
沖縄の特産品も人気のある物が
多くありますよね。

沖縄タイムスの記事によると、
こういった商品を
「琉球コイン(仮)」でしか
支払えないようにすれば、
「琉球コイン(仮)」の貨幣としての
価値は上がるとしています。

商品を売る側からすれば、
少しでも多くの方々を
お客さんに持ちたい気持ちが
大きいことでしょう。

「琉球コイン(仮)」への参加は
沖縄でご商売をなさる方にとっては
とても難しい判断になりそうです。

だからこそ、構想だけの段階で
沖縄タイムスは
早めに報じたのかもしれませんね。

心を込めた自分の商品が、
投資も目的としている貨幣でしか
買えないとなると、
人々が商品を見る目も
変わってくることでしょう。

商品を投資関連のものとして
捉える人も出てきそうです。

そもそも、ブロックチェーンの仕組みを
知っていないと、
この仕組みを使った仮想通貨である
「琉球コイン(仮)」を使うかどうか
決められないですよね。

ともかく、ブロックチェーンについて
調べてみました。

ブロックチェーン技術の仮想通貨


ブロックチェーンの技術を利用した
仮想通貨について考えてみましょう。

今まで言われてきている欠点は、
匿名性がとても高いために
税金逃れできるんじゃないの?
といった話だったんですよね。

たくさんのコンピューターで
やりとりをしていて、
なぜ匿名性が高くなるのかは
分からなかったのですが、
隠したいお金がある人を呼び込むには
いい文言になっているかもしれません。

今ある金融機関にとって代わられる?
という話もあるようですが、
これまでどおり日本円を使いたい人は
いるはずですから、
最初から住み分けできていますよね。

また、自分の国の通貨が不安定になると
他の国の通貨に
乗り換えられちゃうよ、という話も
前からあることです。
新しく気にする必要はないですよね。

これらを踏まえ、調べていて
筆者が気になったのは、
以下の4点です。

(1)いくつかのコンピューターの多数決
(2)チェーンが長いと正しいとされる
(3)秘密鍵は忘れたら使えない
(4)少額では人の認証を必要としない

という訳で、順番に見ていきます。

 

 

(1)いくつかのコンピューターの多数決

取引の記録を記録するのに、
ブロックチェーンを利用すると
結構時間がかかります。

複数のコンピューター間で
「合意」が必要だからです。
みんなで同じ記録を残そうとしないと
記録できない仕組みなのです。

貨幣や紙幣のお支払いでも、
既にある電子マネーのお支払いでも、
お金を使ったらすぐに確認できる良さが
あります。

ビットコインは、新しい技術なのに
記録されるまで時間がかかるため
それができません。

家計簿を付けるのが大変なように、
お金を使ってから多少でも時間が経てば
確認するのに手間がかかりますし、
確認の精度も場合によっては
いい加減になります。

また、「百円のお買い物」という
出来事には、
買った人の所持金が百円減り、
売った人の所持金が百円増える、
以外は存在しません。

お金のやり取りは1種類です。

単純なお金のやり取りのような
数字の増減に
複数のコンピューターの多数決は
必要ありません。

一通りの事実しかないからです。

今まで多数決が用いられてきた
場面や事柄にて多数決を用いるのとは
全く訳が違います。

ただし、
バックアップのために
複数のコンピューターなど使われるのは
必要なことです。

ブロックチェーンの技術の説明は、
バックアップされた過去の記録の扱いと
新しく起きた出来事の記録することとを
ごっちゃにさせて話をしている所が
大きな特徴です。

バックアップは、
すでに今までのシステムにおいて
金融機関は行っているでしょうし、
心配ないでしょう。

また、分散して情報を管理すれば、
セキュリティにかかる費用も
増えることでしょう。

それにも関わらず、ビットコインでは
手数料がこれまでの他の仕組みよりも
安く済む理由はなぜなのか
考える必要はありそうです。

情報を持つコンピューターが増えれば、
それぞれに必要なセキュリティを
かけなければならないのは、
今までもこれからも、同じです。

筆者は完全な素人ですが、
なぜ管理費用が安く成り立つのか、
理解できませんでした。

他には、悪意あるアクセスが、
既にある記録に起こるのではなく、
最初の記録で起きやすくなっている点は
注目すべきです。

最初から違ったら、
後から訂正するのは
たいへん難しくなります。

(2)チェーンが長いと正しいとされる

記録がたくさん行われると、
チェーンと呼ばれるものが
長くなる仕組みが
ブロックチェーンです。

そこで、「どの情報が正しいのか」を、
チェーンの長さで決めるそうです。

お金のやり取りで説明するのなら、
お金の入金や出金を多く行った記録を
一番に信用する仕組みだそうです。

しかし、仕事・子育・介護と日常生活を
忙しくしている人ほど、
まとめ買いをすることが多く、
お金の出し入れの回数は少ないです。

こういった方の口座を狙って
記録を上書きしていけば、
それが一番に信用されるものとして
使われてしまいます。

(3)秘密鍵は忘れたら使えない

そして(3)です。

ビットコインはネット上にある
「ウォレット」と呼ばれるものの中に
入れておくそうです。

自分でそのウォレットに入っている
ビットコインをお買物などで
利用するとのこと。

そのウォレットを守る「秘密鍵」は、
必ず覚えておかなくてはなりません。

「秘密鍵」を忘れたらそのまま
ウォレット内にあるビットコインは
使えなくなります。

(4)少額では人の認証を必要としない

最後に少額の取引の認証についてです。

お金のやり取りが少額であれば、
機械が勝手に認証を行い、
高額の取引にしか持ち主の認証を必要としないとも説明されています。

普通の生活で家事を担う人間にとって、
使いたくないシステムなのですよね…。

ほんのちょっとの金額の差のセールを
狙おうとする人には難しそうです。
(筆者です…。)


参考(一部)
www.okinawatimes.co.jp/articles/-/93416
bitflyer.jp/BitcoinWhyUse
bitflyer.jp/glossary/fork?_ga=1.209088658.1030977373.1492497522
bitcoin.jyohokyoku.jp/demerit
ブロックチェーンの衝撃 Kindle版
(ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会 (著)、馬渕 邦美 (監修) )

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