兵庫県の梁瀬中学校で保護者から
生徒への体罰がありました。
女子バスケットボール部で起こった
この出来事。
事件の内容と当該の部の詳細について
迫って行きましょう。
梁瀬中学校女子バスケットボール部での保護者体罰!
兵庫県の朝来市立梁瀬中学校、
女子バスケットボール部において、
保護者から生徒への体罰がありました。
女子バスケットボール部員には
不登校者が出るまでに…。
今回の事件の詳細を記事前半で、
梁瀬中バスケ部がどの様な部だったかを
記事後半でお伝えしていきます。
梁瀬中学校女子バスケットボール部での体罰!
2018年8月、
事件はバスケットボールの
練習中に起こりました。
保護者の男性の1人が、
自分の娘を含んだ4人の3年生
女子部員に平手打ちをしました。
更に男性は、
「もっと真剣にやれや!」
「今からでも全中行くのはやめられる」
「外で話し合ってこい」
引用、神戸新聞NEXT
と生徒達を叱責したのです。
コーチや顧問は制止する事なく、
男性の言葉を肯定する様な
言動を行っていました。
その後、女子部員側からの情報により
体罰の発覚に至りました。
昔から「体育会系」と呼ばれ、
その中では体罰等が多く行われていた
運動部。
今回の事件はまさにそういった事を
象徴する様な事件だと言えますね。
体罰で心に傷を負った梁瀬中学校女子バスケ部員!
今回の体罰で、
女子部員達は心に大きな傷を
負いました。
体罰を見ていた女子部員は、
「ミスをしたら殴られる」と思い、
それから学校に行くのが怖くなり、
不登校となりました。
保護者男性と顧問は当初、学校側に
「ふがいないプレーに対する活だった」
「体罰ではない、叱咤激励だった」
等と説明していました。
市の教育委員会によると、
現在では両者とも反省と謝罪の
意を示しているという事です。
体罰を受けた女子部員はショックを
受け、中には泣き出す生徒も
いました。
保護者と顧問は反省と謝罪の意を
示していると言っても、
本当にそうなのか疑ってしまいますね。
梁瀬中学校女子バスケットボールとは?その後の対策は?
梁瀬中学校女子バスケットボール部は
全国中学校体育大会に出場する程の
強豪校でした。
そんな梁瀬中女子バスケ部の
詳細と体罰事件の学校や
教育委員会の対応について、
次は見て行きましょう。
梁瀬中学校女子バスケットボールの評判!
「全国出場で唯一、
170cm台の選手がいないチーム」
梁瀬中学校の女子バスケ部は
そう呼ばれていました。
バスケットボールでは背の高さが
そのままアドバンテージになります。
梁瀬中学校の女子バスケ部は、
そんな170cm台の背の高い女子が
いないチームでした。
その為に、背の低いチームが
全国大会に出場したという事で
注目を受けていたのです。
しかし、
一方で市からは問題視される一面も
持っていました。
梁瀬中女子バスケ部は、
県外からの生徒が部に入る為に
やってくる「バスケ留学」が
行われていた為です。
また、バスケットボールクラブチーム
「ベンチャーズ」との境目も曖昧で、
部員達は部活終了後もそのチームで
練習を行っていました。
今回体罰に居合わせた外部コーチも
ベンチャーズのコーチでした。
この様な状況がある為に、
梁瀬中学校に通う地元生徒は
バスケ部に入りにくい状況だった
と言われています。
ベンチャーズのコーチ等によって、
学校の部活動が私物化されているのは、
確かに問題がある事だと言えます。
梁瀬中学校女子バスケ部体罰への対応!
朝来市教育委員会は今回の事件を受け、
「中学校部活動ガイドライン」
を作成しました。
内容は、以下の事が記されています。
・2日以上の週の休養日を設定する
・体罰・ハラスメントに対する根絶目標
・部活終了後、生徒は一旦帰宅させる
また、
外部コーチが携わるには校長の許可が
必要となり、バスケ留学にも、
実際に生活している校区の学校に
通う事が望ましいとベンチャーズに
釘を刺す見解を示しました。
教育委員会の対応はしっかりしており、
好感が持てますね。
まとめ
今回の一連の体罰事件には、
しっかりとした対策が取られたと
言えます。
しかし、
外部コーチは過去に大きな功績を
残したバスケ顧問であり、
学校側が、これ等の取り決めを
形骸化してしまわないか心配な
面もあります。
RuRuhase
<参考サイト>
神戸新聞NEXT
バスケットボールキング
毎日新聞