野球のマジック点灯の意味とは?条件や計算方法!広島カープ2017球団最速記録!

プロ野球で「マジック点灯」の
言葉を聞くと、ペナントレースの趨勢が
ほぼ決まった事を意味し、
その対象となるチームの
ファンではない、ライバルチームを
応援するファンにとっては
喉元に刃を突き付けられた気がする。

マジックナンバーとは、
相手チームの試合結果とは別に、
あと何回勝てば優勝かと言う
条件で計算された数字である。

2017年の広島カープは、球団最速記録の
破竹の快進撃で首位をキープし、
V2は確実視されている。

 

 

野球の「マジック点灯」の条件とは?それをもとに優勝のXデーを計算してみる

 


野球の「マジックナンバー」とは、
相手チームの試合の結果とはまた別に
そのチームが後何回勝てば
優勝できるのかを示す条件で計算された
数字の事であり、
この数字が出現する時「マジック点灯」
と言う。

またマジック点灯後、そのチームと
優勝を争っているチームが負ける事も、
マジックナンバーが減る条件であり、
そのチームとは別に
ライバルチームの動向もマジック減少の
計算をする上で気がかりな所だ。

だからマジック点灯は
1位のチームの残り試合が
競り合っている2位のチームよりも
少ない場合、2位のチームに
マジック点灯する計算も成り立つ。

1988年10月19日、1位で全試合の日程を
終了していた西武ライオンズのナインは
あと2試合で逆転優勝、
つまり「2」のマジック点灯があった
近鉄バファローズの
ダブルヘッダーの試合の行方を
固唾を呑んで見守っていた。

この場合西武が日程を終了していたので
敗戦とは関係なく、近鉄は優勝する為に
2試合とも勝つ事が条件だった。

近鉄は第1試合に見事に勝利。

だが第2試合で9回裏に同点の場面で
対戦相手のロッテ側から抗議があり、
当時の規定である試合の際の時間制限に
影響を与える事となる。

この試合の際の時間制限とは、
当時は試合開始から4時間経過した場合
延長戦に突入していればその回を以て
終了となっていて、もしまだ9回に
なっていなかった場合は9回までという
条件で試合を行うというルールである。

ロッテの抗議は9分間に及び、
この時間のロスがなければ近鉄にも
もう1イニング逆転のチャンスが
あった計算も成り立つのだが、
第2試合は引き分けに終わり、
西武がパリーグを制した。

今シーズンに話を戻すと、
2017年8月8日に広島カープに
「33」のマジック点灯があったが、
これは今季両リーグを通じ、
今シーズン初めての事だ。

プロ野球の球団毎の順位計算を、
これまでの勝率や
選手の相性等の条件から導いてくれる
サイトによれば、
最短で9月10日辺りか、もしかしたら
それよりも早くなるという
衝撃の結果が出た。

マジック点灯のニュースとは
待ちに待った贔屓のチームがいつ優勝を
するかの楽しい計算が始まる日である。

ただし今年の広島カープの様に
独走態勢というのが条件ではあるが。

 

 

2017に球団最速記録で広島カープのマジック点灯が意味する事は?

 


2017年8月8日に球団最速記録で
「33」のマジック点灯を達成した
広島カープだったがその翌日に敗け、
2位の阪神が勝った為にマジック点灯は
たった1日で消滅してしまった。

しかしながら2位阪神とのゲーム差を
見れば、決して「一炊之夢」という
意味では無い。

かつて巨人を始め強豪と言われた
チームは、何といっても隙の無い
野球をしているが、
2017年の広島カープが
正にそういうチームになろうとしている
事実は、マジック点灯以上の悦びと
言える。

野球の走攻守全てにレベルが高い
菊池涼介内野手、丸佳浩外野手、
鈴木誠也外野手には
山本浩二外野手や衣笠祥雄内野手が
在籍していた、
40数年前の赤ヘル旋風の頃からの
広島カープの野球の系譜を感じる。

広島カープが優勝した昭和50年以降、
黄金期を迎えていた頃もそうだったが
俊足の選手が多く、ダブルプレーが
少ない上に、攻撃時に隙あらば
いつでも本塁を狙える体勢を作る
野球が出来た事は、
2017年8月のマジック点灯に
大きく貢献した事を意味する。

エルドレッド内野手と新井貴浩内野手、
松山竜平外野手は
ここ一番の長打が期待できる。

また広島カープの投手陣は
昨年に黒田博樹投手が引退し、
先発ローテーションとしてばかりで無く
精神的支柱としての穴の大きさや、
クローザーを含めたブルペン陣の
人材不足を懸念されていた。

またジョンソン投手の出遅れが追討ちを
かけたが、この事態は投手陣全体の
調整を見直す必要がある事を意味し、
事実2017年シーズンの序盤には
失点が多くなった。

数年前までの広島カープの試合で、
リードされている状況でも中継ぎ投手を
降板させずに続投させる様な事態が、
2017年になってまた繰り返される意味に
なるのかという声があったが、
そこは広島カープ野球の隙の無さ、
去年チーム全体の与四球はリーグ2位の
418個という投手陣の制球のお陰で
試合を壊すことが無かった事も、
マジック点灯の大きな要素だ。

広島カープの盤石の投手陣を
石原慶幸捕手が投手陣の長所を出して
マジック点灯の縁の下の力持ちとなり、
併用されている會澤翼捕手も負けじと
正捕手への地歩を固めつつある。

これらの事は2017年の広島カープの
投打、若手とベテランが
がっちり咬み合っている野球をしている
という意味である。

プロ野球のマジック点灯の意味を調べる
事にも、それにまつわるエピソードが
新旧色々とあるので
調べてみると色々面白い。

まとめ

 


広島カープの野球の試合で、
カープの得点時や勝利の瞬間に歌われる
「宮島さんの神主が…」の歌詞で有名な
「宮島さん」の歌声が去年に続いて
球場を席巻した。

2017年はマジック点灯の条件を早々と
満たし、今の状態から計算すると
早ければ今年の9月10日前後とも
言われる。

また日本プロ野球史を見る上でも、
マジックの意味とは何かを考える上で
面白いエピソードもある。

優勝するその日まで、「宮島さん」が
何度も何度もセリーグの球場で
流れるに違いない。

参考サイト

//ameblo.jp/elpeopleple2marida/entry-12194470131.html
//www3.nhk.or.jp/news/html/20170808/k10011093641000.html
//geinou-yakyu-sokuho.com/3165.html
//kosodatepapas.net/2017/05/06/hiroshima-carp-strength-2017/

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