台風と熱帯低気圧の違いの定義とは?わかりやすく説明します!

ジメジメとした暑い日も増え、
夏の入り口に入った事が実感できる
季節になってきましたね。

夏と言えば、気になってくるのが、
台風」の存在、そして共に頻出する
熱帯低気圧」だと思われます。

その定義違いにはどういった事が
あるのでしょうか?

2つの気象の違いとは何なのか、
迫ってみましょう。

 

 

 台風と熱帯低気圧の定義の違いとは?

 

台風は熱帯低気圧に変化しました。」

こういった文言を天気予報などで
聞いた方はいらっしゃるかと思います。

そして、この文言を聞いて、
台風熱帯低気圧の定義と
違いとは何なのか?
という疑問を抱く方も多いかと
思われます。

実は、この2つの気象に
あまり違いはありません

違いに関わってくるのは、
実は進むスピードだと言えます。

そして、
台風に関しては、熱帯低気圧からの
詳細な変化期間は実は、
専門家の判断に
委ねられているのです。

また、
台風は温帯低気圧に変化しました。
という文言も良く聞くと思います。

あまり違いが無い台風と熱帯低気圧に
対し、こちらには空気の違いがあると
言えます。

台風、熱帯低気圧、温帯低気圧の
違いと、発生期間に関しても、
本記事で触れて行きます!

 台風と熱帯低気圧の定義の違いとは実はあまり無い!

台風と熱帯低気圧と聞くと、
全くの別物かの様に思えますが、
実は大きな定義の違いはありません

まず、熱帯低気圧とは、
亜熱帯や熱帯の海から上昇した水蒸気に
よって暖かい空気のみが渦巻いて出来る
低気圧の事を指します。

一方で台風とは、
熱帯低気圧がさらに発達し、
風速が17.2m/s(メートル毎秒)に
なった物の事を指します。

つまり、台風と熱帯低気圧は
元々は同じであると言えるのです。

では、
次に温帯低気圧とは何かについて、
見て行きましょう。

 台風や熱帯低気圧と温帯低気圧の絵違いとは?

温帯低気圧は台風や熱帯低気圧と
明確な違いがあります。

それは、暖かい空気だけでなく、
冷たい空気も流れ込んでいる事です。

温帯低気圧とは、
17.2m/s以下の状態で、
中心部付近に暖かい空気と
冷たい空気が存在する低気圧の事です。

つまり、
「台風は温帯低気圧に変化しました。」
という状況は台風の速度が下がり、
冷たい空気が中央に流れ込んできた事を
指します。

台風と熱帯低気圧が大体同じで、
熱帯低気圧と温帯低気圧が
違う状況の低気圧を指すのは、
意外ですね。

 

 

 台風の発生期間と熱帯、温帯低気圧の関係!

 

台風と熱帯、温帯低気圧の違いが
わかった所で、次はこの3つの気象が
実は台風発生期間の目安となっている
という事について見て行きます。

実は、台風の発生は、
2つのどちらかの低気圧に
変化するかで発生期間に
影響があります。

また、
台風の発生期間には明確な目安は無く
専門家の判断に任せられているのです。

更に詳しい台風と2つの低気圧の
知識を入れて、台風の多い夏に
備えましょう!

 熱帯低気圧→台風→最後に変化する低気圧で台風発生期間は変わる!

台風は熱帯低気圧の風速が変わる事で
発生する事は前述しましたが、
台風からは熱帯低気圧か温帯低気圧、
どちらかに変化します。

熱帯低気圧に変化すると、
実は再び台風として復活する可能性が
あるのです。

一方で、温帯低気圧となった場合
冷たい風が中央から去り、
暖かい空気のみ残るという現象は
起こらないので台風は消滅した事に
なるのです。

つまり、
「台風は温帯低気圧に変化しました。」
という報告を聞いたらひとまずは、
安心できるという事ですね。

では、熱帯低気圧に変化した台風が
再び、復活した場合、台風発生期間は
どう変化するのでしょう?

 台風発生から消滅を決めるのは専門家!

台風中央の風速を常に測る事は、
困難であると言えます。

その為、台風の発生は専門家が、
気象データを参考に、基準の速度を
熱帯低気圧が超えたと判断した時に
決定します

消滅の期間も同様ですが、
実は、期間によって台風発生期間の
定義は違っているのです。

気象庁の台風発生期間は、
最初に誕生した時間から、
最後に消滅するまでの時間
が定義となっています。

一方で、
国立情報学研修所では、
誕生から消滅までで、
熱帯低気圧だった時を抜いた期間
定義となっています。

つまり、気象庁は台風が一度、
熱帯低気圧になって復活するまでの
期間も台風発生期間として含め、
国立情報学研修所は復活までの期間を
発生期間に含めないという事です。

台風の発生期間にも、
2つの定義があった事に驚きですね。

 

 

 まとめ

 

台風と熱帯低気圧に大きな違いは無く、
温帯低気圧は冷たい空気という違いが
存在する。

そして、台風は復活する可能性がある。

この事を頭に入れて天気予報を見れば、
今までとは違う視点で見る事が出来る
かも知れませんね。

RuRuhase

<参考サイト>
気象庁
国立情報学研修所
ウェザーニュース

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